小池都知事が臨時会見 時短要請など発表(全文2完)全国的視点で国が判断するのが筋
医療現場の深刻な現状をどう把握しているのか
東京新聞:東京新聞、小倉です。よろしくお願いします。都は現在、150床確保している重症者用の病床について、先週、300床を視野に準備するように都内の医療機関に求めました。でも現場からは1床、2床増やすのも、本当に困難だという声が出ています。今後、中等症の病床なども含めて、状況に応じては増やすことになるとは思うんですけれども、実際に病床を本当に増やせるのかどうか、知事は医療現場の深刻な現状をどう把握されているのか、お聞かせください。 小池:現状については日々、報告は受けております。そしてまた、早急に病床の確保ということを、これを進めると同時に、もう1つ、宿泊療養についても、これは非常によく機能しているかと思います。すでに3000室程度は押さえておりますし、それをさらに増やすことによって、できるだけ病院のほうには高齢者、そしてまた既往症のある方、すなわちそういった方々が重症化しやすいわけですので、病院のベッドの有効利用というためにも宿泊療養っていうのを活用して、これは東京iCDCで各先生のところが保健所の皆さんとも連携しながら、フローチャートをつくっていただいたことによって、流れがかなり変わってきております。それは病床、病院というか医療現場での負担を減らすことになり、かつそれは重症者に対しての医療措置を、より効果的にしているのではないかというふうに考えております。担当の【イシ**00:31:20】局長から加えさせていただきます。 A:現在、知事がご説明しました、ホテル療養、3000室を超える数を確保してございます。私どもが今、全ての保健所に先ほどお話がありました、iCDC、ここでまとめさせていただいたフロー図、これは何を意味しているかといいますと、どういう症状のときにホテル療養ですよ、どういう症状のときに入院ですよっていうのを分かりやすく定めました。この判断フローに従って振り分けをしてございます。 意図するところは、極力、病床数を確保する、言い方を変えますと、ホテル療養できる方はホテル療養してくださいと、病院の病床を空けてくださいということで、これから重症者が増えていく中でしっかりと医療機関で受け入れる、言い方を変えますと医療機関の機能崩壊を防いでいく、こういったことをさせていただいております。以上です。 司会:それではこれで時間でございますので終了させていただきます。ありがとうございます。小池知事の記者会見、これで終了とさせていただきます。ありがとうございました。不規則発言はおやめください。記者会見は終了いたしました。 (完)【書き起こし】小池都知事が臨時会見 時短要請など発表