小池都知事が臨時会見 時短要請など発表(全文1)テレワーク定着を強力に進めて
東京都の小池百合子知事は25日夕、東京都の新型コロナウイルス感染症対策本部会議の終了後、記者会見を行った。 【動画】東京都・小池知事「感染対策 短期集中」時短要請など発表 臨時会見(2020年11月25日) ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「東京都・小池知事「感染対策 短期集中」時短要請など発表 臨時会見(2020年11月25日)」に対応しております。 ◇ ◇
「感染対策 短期集中」
司会:ただ今から小池知事の記者会見を始めます。初めに知事から発言がございます。その後、質疑応答を行います。それでは知事お願いいたします。 小池:はい、それでは本日の記者会見、当然コロナに関連してでございます。現在、都におきまして非常に厳しい感染状況が続いております。で、特に今日ですけれども重症者が43人に上りました。急増しております。予断を許さない状況、このように考えております。都はこれまで3つの柱、都民の命を守ることを最優先に考えて3つの柱を考えています。死亡者を出さない、それから重症者を出さない、医療提供体制の崩壊を防ぐ。この3つの柱で都民の命を守ることを最優先に考えてきたわけでありまして、そしてそのためにさまざまな対策を講じてきたということであります。 そして今いっそう強い取り組みが必要な状況であると、このように認識をいたしております。都民の命を守るために手段を尽くして重症化を防いで、医療崩壊をなんとしても回避しなければならない。これが一番重要で、今の現在位置といっていいでしょう。これ以上の感染拡大を食い止めて、都民の皆さんの命を守り抜く、そのために都として「感染対策 短期集中」、この覚悟であらゆる対策を講じていきたいと考えております。「感染対策 短期集中」これです。
23区・多摩地域で時短要請
まず営業時間の短縮の要請をあらためてお願いをしたいと考えております。対象でありますけれども、効果的な実施を考慮いたしまして、23区、そして多摩地区の、多摩地域の各市町村において酒類の提供を行います飲食店、そしてカラオケ店といたしまして、営業時間を朝の5時から夜10時まで、その間への短縮を要請いたします。期間でありますが、11月28日の土曜日の0時から12月17日木曜日、24時までの20日間といたします。全面的にご協力いただいた場合は一律で40万円の協力金を支給する予定であります。 事業者の皆さま方にはあらためてのご負担お掛けいたしますけれども、どうぞご理解、そしてご協力のほどお願いを申し上げます。この協力金の支給につきましては200億円の補正予算を編成いたします。そしてあす11月26日に専決処分をいたします。 続いて感染防止対策の徹底であります。都民の皆さんにあらためてのお願いでございます。今以上の感染拡大、これを食い止めるために都民の皆さま方にはできるだけ、できれば、できるだけ不要不急の外出を控えていただきたい。外出する場合には感染予防、感染対策を万全にしていただきたい。何度も申し上げますけれども、万全にお願いをよろしくいたします。 年末年始に向けまして会食の機会が増えるかと存じます。体調が悪い方、そういうときには会食へのご参加を避けてください。重症化リスクの高い高齢者、そしてまたもともと基礎疾患のある方も同じでございます。重症化リスクの高い方々と同居なさっているご家族の皆さんもできるだけ参加を控えられることによって自宅に、おうちにウイルスを持ち込まない。帰宅時には手洗い、そして消毒など徹底をしていただきたい。そして「防ごう重症化 守ろう高齢者」ですね。この徹底をお願い申し上げます。 それから会食を行う場合でありましても、もう後ろにずらっと並んでいますけれども、「5つの小」、あらためて申し上げます。小一時間程度、小声での会話、小皿に分けて、小まめにマスク、換気、消毒をしていただくということで、「5つの小」を、あの4番目の小はなんだったろうね、みたいな会話を皆さん交わしながら、いや、小皿だよ、小声だよといって、皆さんの会話の中でこの「5つの小」についての認識も新たにしていただければと思います。 それからこちらにも出ておりますけれども、心遣いであります。医療従事者の皆さまは今この瞬間も医療現場の最前線で懸命にご尽力されているわけでありまして、この医療従事者の皆さまへの心遣い、「こ」を忘れることなく、感染防止対策の徹底をお願いししたいと存じます。