小池都知事が外国特派員協会で会見(全文)人の移動による陽性者増は明らか
東京都の小池百合子知事は24日午後、外国特派員協会(東京都千代田区)で記者会見を行った。 【動画】小池知事が外国特派員協会で会見 東京五輪とコロナ対策どう取り組む(2020年11月24日) ※書き起こしは、日本語のやり取りのみ対応しております。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「小池知事が外国特派員協会で会見 東京五輪とコロナ対策どう取り組む(2020年11月24日)」に対応しております。 ◇ ◇
本日、菅総理とは何を話す予定なのか
司会:では質疑応答のほうに入りたいと思います。まず1つ司会のほうから質問させていただきますが、今朝の報道ではGo To トラベル、Go To Eatっていう政策で経済を回しているというような状況が日本にはあると思うんですけれども、今朝の報道ですと、今日、菅総理にはお会いになられるということが報道されていますが、それがまず事実かどうかということを確認させてください。そしてもしお会い、面談があるのであれば、どういう話をなさる予定なのかということもお願いいたします。 小池:Please admit to answer your question in Japanese. ありがとうございます。このあと、実は時間を区切らせていただいているのは、このあと官邸に伺うからであります。菅総理と現状におけるコロナ対策、東京都と国の連携の確認のために伺います。幾つかのこの経済を活性化させる国の政策があり、その1つがGo To トラベルであり、Go To Eat。これ、正しい日本語ではないけれども、日本人には通じて、とてもよく、このお食事にいらしたり旅行にいらしたりということが見られています。
重症者数はかなり抑えられている
東京につきましては、先ほども少し紹介いたしました、今、日本のどこの都市よりも検査をしている、それぞれの各国でなさっておられるように検査も行っている、そして陽性者がそれによって発見されている。最近の傾向として、お年を召した方々の陽性率も増えていっている。主に家庭の中でうつし合いをしているけれども、それはどこかから持ち込まれたものであるという分析をしています。 陽性が東京でも増えていると。特に1400万人の最大の都市である東京の陽性者の数は、非常に多いですが、最近は他の都市がそれを、その数を上回る陽性者の数を出しているという傾向が見えてきています。これは人の移動によって、この陽性が増えてきているということは明らかであります。 そして、そのためには活発な人の移動をどうやって抑制するのか、それから人の移動もさることながら、やはり会食などの飛沫が飛ぶことによる感染が多いと考えられています。その中でどのようにして、そして会食からうつった、感染したウイルスが家庭に持ち込まれて、免疫力の低い高齢者にうつるという、そういう流れが見えています。東京都はその中において、これは国の制度でありますので、それらの、今、東京で出現している問題をどう抑えていくのかを、先ほどは西村担当大臣と、そしてこれから菅総理と話し合って、対策を講じていきたいと考えています。 そして、東京もそうですけれども、ほかの都市も非常に諸外国と比べますと、重篤な人の数はかなり抑えられていると思います。これは医療機関の皆さま方のご努力のおかげだと考えています。東京においては本日でシリアスな重篤の方は、きのうの時点で41名であります。さまざまな国々、特に非常に感染が広がっているところからすれば、重症者の数を抑えられていて、さらに死亡者の数も抑えられているというふうに考えています。 一方で、経済が逼迫しているということであります。今日は日経平均株価は非常に上昇を見せておりますけれども、実体経済は、前期がひどい、38%、GDPマイナスだった、そこが低すぎたということもあって、今回は28.3ポイントの上昇を見せていますが、やはりこれからどうやって経済と感染症対策との防止の対策を両立させていくかは、どの国も暗中模索の状況であり、これらのことについてはいいレッスンはお互いに共有していきたいと考えています。