大谷翔平27&28号をヤ軍主砲ジャッジと“2被弾”右腕に敵味方両監督が絶賛の嵐「世代を担う才能」「打ち取れない」
エンゼルスの大谷翔平(26)が29日(日本時間30日)に敵地で行われたヤンキース戦で「2番・DH」でスタメン出場し、3回に本塁打争いで単独トップとなる3戦連続の27号、5回に2打席連続の28号2ランを放ち、ニューヨーカーの度肝を抜いた。月間13本塁打は松井秀喜氏に並ぶ日本人最多記録。大谷が3打点と暴れたもののチームは5―11で完敗したが、全米メディアは敵味方を超越して“大谷賛歌一色”となった。
「ヤンキースタジアムを自分の遊び場にした」
MLB公式サイトは「『世代を担う才能』ショウ(大谷)がMLBの本塁打トップを奪取」との見出しを取り、「ベーブ・ルース以来、誰も見ることのなかったことを果たしている大谷がヤンキースタジアムを自分の遊び場にした」と絶賛した。 記事は「月曜日に時速117.2マイル(約188.6キロ)の打球でエンゼルス選手として最も強烈な本塁打を放ったのに続き、大谷は、このシリーズの2試合目でシーズン2度目となる1試合複数本塁打を記録した。本塁打争いでトップに並んでいたブルージェイズのウラジミール・ゲレロJr.を初めて上回って単独トップになった」と紹介。 エンゼルスのジョー・マドン監督の「彼は喜びに溢れている。彼は選手として、ひとつの代表例として野球に必要な存在だ。すべてが彼の時間だ。彼は準備ができている。愛想もいい。彼を本当に好きになる多くのことがある。私は彼が野球を楽しんでプレーしているのを見るのを満喫している」とのコメントを伝えた。 また2017年の本塁打王であるヤンキースの29歳のスーパースター、アーロン・ジャッジを取材し、「彼には世代を担う才能がある。今年彼がやっていることを見るのはとても印象深い。プレートの上を通る、どの投球も捉えられるような感じだ。そして、強打されることになるだろう」との言葉を紹介した。 また同サイトはヤンキースの勝利を伝える別記事の中でも大谷の活躍について触れ、2本を被弾した先発右腕のジェイムソン・タイヨンの「大谷に投げた球は、まったく(失投して自分に)怒るようなものではなかった。信じられない。素晴らしい打者で、今はとてつもなくホット。打ち取るのは難しい」とのコメントを掲載。タイヨンは今季パイレーツから移籍してきた通算32勝の右腕だ。1本目は低めの変化球で2本目はインサイドをえぐる152キロのフォーシームだった。