大谷翔平27&28号をヤ軍主砲ジャッジと“2被弾”右腕に敵味方両監督が絶賛の嵐「世代を担う才能」「打ち取れない」
さらに「大谷は一度、キャッシュマンGMとヤンキースからピンストライプを着るようにとの熱心な申し出を断っているが、このシリーズの2試合は(ヤンキースに移籍していたら)どのようになっていたかを垣間見せ、別世界の才能を示す大谷にとって素晴らしいステージとなっている」と、2018年に日ハムからポスティングで移籍する際に、ヤンキースの獲得打診を大谷に拒否されたことを皮肉を込めて指摘した。 またヤンキースのアーロン・ブーン監督の「彼の2本目の本塁打から最終打席まで、誰も塁におらず、6点差があった状態で彼を見られて良かった。私はこの形の方を好む」という本音を伝えた。 その上で「シーズン57本塁打のペースで、二刀流のセンセーション(の大谷)は月曜日のシリーズ初戦でも本塁打を放ち、9回の通常のゴロアウトでも6点差の中を一塁へ全力疾走して試合を続けようとした。彼は水曜日にヤンキース相手に初めて投球する予定」と、このままのペースで打てば57本に達することと最後まで全力疾走した姿勢を称えた。 また主砲ジャッジの「大谷に世代を担う才能があるのは確かだ。あすマウンドで彼を見るのを楽しみにしている。彼は電撃のような速球を持っていて変化球も優れている。ゲームプランを持って準備はできているだろう」とのコメントを付け加えた。 USAトゥデイ紙は「大谷がヤンキース戦での2本塁打でMVPへの資格を加える」との見出しを取り、「ニューヨークのブロードウェイでは名演技に対しては拍手喝采によってショーが中断される」ことに大谷の活躍を重ねた。 「大谷の素晴らしい快挙のすべてを見せられてもまだ投手がメジャーの本塁打争いでトップに立つことを理解することは難しい」と絶賛。 「2試合で3本塁打の大谷はアンコール(今日の先発)で何を見せるのだろうか。二刀流でプレーし、ここまで投手として59回1/3を投げ、きらめく防御率2.58と82三振を誇示している彼は水曜日にマウンドに立つ。今、大谷のア・リーグMVPを疑うものがいるだろうか?」と最大級の賛辞を贈った。 スポーツイラストレイテッド誌は「エンゼルスの投手で外野手の大谷には『ショータイム』のニックネームを持つだけの理由がある」と書き出し「火曜日の夜にチームは5-11で敗れたにもかかわらず、大谷は2本塁打を放ち目を見張るパフォーマンスを披露した」と絶賛。「彼は1901年以降のシーズンで10奪三振と複数本塁打を複数試合で達成した3人のうちの1人となった。リック・ワイズが1971年、ジャック・ハーシュマンが1958年に記録している一方で、大谷はそれを2度(2018年と2021年)達成している」との記録を紹介した。