大谷翔平27&28号をヤ軍主砲ジャッジと“2被弾”右腕に敵味方両監督が絶賛の嵐「世代を担う才能」「打ち取れない」
地元紙のロサンゼルスタイムズ紙は、「エンゼルスの最高と最悪が火曜日夜に披露された。大谷は2本塁打を放ち、MLBの本塁打数で単独首位に立ったことで彼のセンセーショナルなシーズンをさらに天高く押し上げてみせた」と伝えた。 記事は、2本塁打を放った大谷について、「この夜に打率.278、出塁率と長打率を合わせたOPSは1.049とし、6月のチーム歴代記録に並ぶ13本塁打とした」と紹介。「この2週間の13試合で大谷は10本塁打、16打点としている。彼はまた2度先発して、マウンドで6回1失点を記録している」と大谷の活躍ぶりを加えた。 一方“辛口で”知られる敵地NYメディアのニューヨークデイリーニューズ紙は「まるでベイブ(ベーブ・ルース)のようだ!エンゼルスのスター選手が球場のマウンドに上がることで大谷のショーは続く」との見出しを取り、今日30日(日本時間7月1日)の先発登板のプレビュー記事を掲載した。 「まるで大谷は、まだヤンキースタジアムの2試合でショーを披露していないかのように、水曜日夜に彼の偉業をルースのレベルまで引き上げる。彼は火曜日に2本塁打を放った後に今度はマウンドに上がり打席にも立つ。大谷は野球史において、複数本塁打を放った翌日に登板する、わずか5人目の選手となる。最後は誰だっただろうか?1930年のベーブ・ルースだ」と、ヤンキースの“レジェンド”べーブ・ルースに重ねた。 「大谷はWAR(貢献度を示す指標)、本塁打(28)、長打でメジャートップに立ち、また9イニングあたりで平均12三振以上を奪い防御率2.58も残している。26歳の日本人スターが打席に立ち先発するのは、今季12度の先発で9度目となる。ブロンクスで相手チームが、それを最後にしたのはブルワーズのジム・ロンボーグが完封し3打数無安打だった1972年だった。次の年にア・リーグは指名打者制を導入した」と紹介。 ヤンキースのアーロン・ブーン監督の「彼は素晴らしい。数年前に彼を初めて見て印象付けられたことを思い出す。彼は、また別のレベルに達して、ここにやって来た。少しばかり(ヤンキースの)脅威となっているようだ」とのコメントを伝えている。