大阪市・松井市長が定例会見4月30日(全文1)飲食店に酒類を販売する市内事業者にも支援金
今の感染状況への認識を聞きたい
朝日新聞:朝日新聞の本多といいます。大阪府のほうが、政府に緊急事態宣言を要請を表明してから、来週の月曜日で2週間たちます。アナウンス効果も含めると、そろそろ効果が出てきてもいいころなのかなと思いますが、連日、感染者数は1000人を超えていて、今の市長の感染状況へのご認識をお伺いできますでしょうか。 松井:協力いただいている方は、われわれの要請に、受け止めて、要請に見合う形で行動いただいていると思うんですけれども、これは長期にわたってますんで、コロナとの戦いが。どうしても、もう慣れというか疲れから、自粛なりステイホームということに対して、やはりもう限界で、もう対応しきれないという人もいるのも事実だと思っています。 ただ、アナウンス効果も含めて、前回の緊急事態、1年前の緊急事態ほどの形で、みんなコロナに対して慎重にというか、コロナに対して敏感に反応していただいていないのは、これは人の動きを見てても明らかなのかなと思います。 ただ、何もしないという形であれば、今回のこのウイルスっていうのは、これは専門家の皆さんもおっしゃっているように、以前のものと比べものにならないぐらい感染力、毒性も強いと、こういわれていますんで、今、なんとか高止まりの中で、なんて言うかな、拡大率というのは少し抑えられているのかなと思います。 朝日新聞:現時点では、緊急事態宣言の期間というのは5月の11日までで、あと期限まで十数日という状況ですけれども、現時点で市長は緊急事態宣言を延長すべきか、それとももうちょっと感染状況を見極めるべきか、どういうお考えでしょうか。 松井:いや、もうさっきも言いましたけど、緊急事態ですけど去年と同じような効果が表われてはおりません。これはやっぱりもう、みんな慣れと疲れだと思います。もう言葉でいくら言っても、これは、表現はもう緊急事態だろうが、まん延防止だろうがなんでもいいんですけど、やはり今の医療現場の状況を見れば、本当に短期で終わらせたいという思いをみんなが持っていると思うんで、できるだけ、この連休中、ぜひご協力をいただきたいというふうには思っています。今の時点で、延ばすか延ばさないかというのは、まだ、ちょっと判断がつかないという状況です。 朝日新聞:ありがとうございます。 司会:次の質問をお受けします。共同通信さん。