大阪市・松井市長が定例会見4月30日(全文1)飲食店に酒類を販売する市内事業者にも支援金
事業者からどういった声が届いているのか
テレビ大阪:テレビ大阪、近藤です。発表案件について伺います。休業要請を受けている事業者からは、窮状を訴える声だったりとか、支援を求める声だったりとか、具体的にどういった声が松井市長の元に届いていますでしょうか。またこれに関連して今回の支援、発表されましたが、この対象となる事業者の数、店と、あと酒類販売事業者、それぞれの数の見込みと、この支援における予算規模について教えてください。 松井:今回、昼間の営業においてもお酒は提供ができないということで、各お店からは休業せざるを得ないという、長引くこのコロナによって自由に営業ができていないという状況で、本当にもう死活問題、継続が厳しいというような声も届いています。これはちょっとお店の規模とか、そういうものによっては違いますけどね。やはり大阪の食を支えてきた、中心的な役割をしていただいているところからは本当に、もう継続が厳しいというような、そういう声が届いていますので、今回、お酒を出せないと、出さないでくれというお願いをしているところから、お酒を一定程度、お酒の売り上げが一定程度以上のところに対して上乗せで支援をしたいということで制度を構築いたしました。 対象の見込みとなる事業者数は日額10万円を超えるお酒の提供の飲食店が9000店、お酒の販売、小売り、卸しをされている事業者、これが3000程度であります。
陽性者が9日待たされるなどの事例を認識しているか
テレビ大阪:すいません、もう1問お願いしたいんですけれども、大阪市内でコロナの陽性となった、陽性として判断された人が、保健所から連絡が来るまでに9日待たされたという事例を取材の中で聞いたんですけども、こういった、今、だいぶ逼迫しているとは思うんですけれども、市長はこういった事案を認識されていますでしょうか。 松井:大変ご不安な中、自宅待機で申し訳なく思っています。今、保健所の体制についても大阪、役所の中でさらに拡充ということで、専門部隊だけでも150人体制に増やしてきておりますけれども、残念ながらそれ以上に感染者数が増大しているということで、十分な対応ができていないということで、本当に市民の皆さんに申し訳ないなと思っています。われわれもできる限り体制を強化しながら、少しでも不安解消していただくために全力を尽くしたいと思っています。 テレビ大阪:体制を拡充ということですけれども、もちろん現場の方はもう精いっぱいやっておられるのは重々承知の上でですけれども、保健所の機能がもうすでにパンクしているんじゃないかなというふうにも取れるんですけれども、その辺りは、松井市長どのように捉えていらっしゃるんでしょうか。 松井:非常に厳しい状態ですけれども、担当職員、専門職合わせて、保健師、看護師、全て外部の人も、もうこの1年間の間に派遣等でも拡充してきましたし、全力を尽くしてやっていますけれども、十分ではないということは認識しています。 テレビ大阪:ありがとうございます。 司会:次の質問をお受けします。関西テレビさん。