「原発依存度低減の方針に変わりなし」松野官房長官が会見6月3日(全文)
松野博一官房長官は3日午後、定例会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「松野官房長官が定例会見(2022年6月3日)」に対応しております。 【動画】松野官房長官が定例会見(2022年6月3日) ◇ ◇
「骨太の方針」に防衛費の数値目標を盛り込むのか
松野:冒頭発言はございません。 共同通信:共同通信の上田です。防衛費の増額についてお伺いします。自民党の安倍元首相がGDP比2%以上というのを、防衛費の増額を「骨太の方針」にするよう求めました。「骨太の方針」の原案には、防衛費の具体的な数値目標が盛り込まれていませんが、政府として原案からどのように修正するのか、また修正する考えがあるのかどうかをお伺いします。 松野:「骨太の方針」については与党においてご議論をいただいてるところであり、ご議論の内容に関して、私の立場からコメントすることは差し控えたいと思います。いずれにせよ、政府としては防衛分野について、新たな安全保障戦略等の策定や今後の予算編成過程において、抜本的な防衛力強化の内容、その防衛力強化の内容に相当する防衛費の規模、防衛費増の裏付けとなる財源の在り方を一体的に検討していく考えであり、「骨太方針」についても引き続き、こうした考えを基に検討していきたいと考えております。
日大新理事長に何を期待するか
NHK:NHKの古垣です。話題変わりまして、日本大学について伺います。前の理事長の脱税の罪が確定するなどしたことについて、大学を評価する外部機関は不適合と判定し、国の補助金が受けられなくなることになりました。こうした中、新しい後任理事長候補に卒業生で作家の林真理子氏が就任する見通しですけれども、一連の経緯に対する政府としての認識と新しい理事長に期待することについて伺います。 松野:日本大学において田中前理事長が有罪判決を受けるなど、ガバナンス不全に陥る事態となったことは極めて遺憾であり、学校法人としての信頼を回復するために理事長としてふさわしい人物を選任し、速やかに新体制を発足させることが必要であると認識をしています。現在、日本大学において新理事長選任の手続きを進めていると聞いています。正式決定前の段階で個別の理事に関するコメントは差し控えたいと思いますが、いずれにしても、新理事長には日本大学の信頼回復にご尽力をいただきたいと考えています。