小池都知事が記者会見8月14日(全文2完)感染防止策実行はステッカー店の責務
東京都の小池百合子知事は14日、都庁で定例記者会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「ステッカー掲示店でクラスター発生 小池知事「店舗、利用者とも意識高めて」(2020年8月14日)」に対応しております。 【動画】ステッカー掲示店でクラスター発生 小池知事「店舗、利用者とも意識高めて」 ◇ ◇
都の対策だけでは限界があるのでは?
日刊工業新聞:2つ目です。緊急事態宣言に関して、これまで東京都独自の緊急事態宣言を出さないで済むように、特措法に基づいて営業時間の短縮要請であったり、ステッカーの掲示を求める条例の改正であったり、あとは日々、都民への呼び掛け、お願いっていうのをされてきているところですが、東京都だけでは限界があるという部分をお感じになっているかどうか。また、そうであれば、そのとき国に対する要望はどのようなものを考えてらっしゃるか。第1波のときとはまた異なる状況だと思いますので、お聞かせいただけますでしょうか。 小池:現在は毎日、皆さま方にデータを公表しておりますように、年代別で見ましても、世代がかなり広がっている部分はありますが、大きな部分はやはり若い患者さんが多いということであります。それから重症者については、きのうが21人という数になっておりますが、これは毎日、本当に現場のお医者さんや医療従事者、看護師さんをはじめとする皆さま方のご努力で抑えられているとはいえ、1人1人の命が関わる問題でございます。よく注視して、また、重症者の皆さんの数に最も注視して、これからも対策を進めていく、また、医療体制を整えていくということが必要かと考えております。
専門家の意見を伺いながら進めていきたい
一方で、今、質問にありましたように最初のころの、重症者が、がーっと、もう本当に倍々に増えたときという状況とはちょっと違ってきているかと思います。これからも今後の推移を注視していくと、やはり専門家の先生方には、もうほぼ毎日のようにいろいろ状況の分析、そして情報の共有、これらを行っておりまして、これからも現場の情報などを分析した上で必要な対策を進めていくことと、それから、だいたい結果が出てくるのが2週間後ぐらいのタイムラグがありますので、そこを見据えて先手を打っていかなければなりません。それらを踏まえながら、ご質問の東京の独自の緊急事態宣言を出すのかどうか。これもやはり専門の皆さま方のご意見を踏まえながらということになろうかと思いますが、それについても、いつ、どのような形で、また、それを出す必要性、否か、それらについてもさまざまな分析をしていきたいと考えております。さらなる営業時間の短縮の要請など、幾つかの方法もあろうかと思います。それらについてもしっかりと吟味をしていく必要性があろうかと思います。 いずれにしましても、現在の分析、および過去をさかのぼっての分析、および先を見る分析、幾つかの時系列的な流れの中で、感染症という特異な分野でございますので、それら専門の先生方のご意見を伺いながら進めていきたいと考えております。 日刊工業新聞:幹事社からは以上です。質問のある方は挙手の上、知事に指名されたのちにお答えください。よろしくお願いします。 小池:よろしいですか。 日刊工業新聞:各社さん、お願いします。