格安SIMの欠点やデメリット8選!これさえ理解していれば乗り換え後も後悔しない!
大手キャリアの利用料金は月額2,000~7,000円程度はします。しかし、「格安SIM」なら月1GBで月額290円という超低価格から利用できますので、スマホの料金を年間で数万円も安くすることも可能です。 【画像でわかる】iPhone 15シリーズ全モデルを1年使って分かったこと総まとめ 結局どれが良い?! それでも格安SIMに乗り換えるのが面倒、あるいは不安だと考える人も多いでしょう。そこで今回は、格安SIMのデメリットを8つ紹介します。事前に確認しておけば、逆に「格安SIMに乗り換えてもいいかな?」と思えるかもしれませんね。
そもそも格安SIMって何? どのくらい安くなるの?
そもそも格安SIMとは、自社回線を所有するドコモやauなどの大手キャリア「MNO(移動体通信事業者)」から通信回線を借りて、格安な料金で「SIM(シム)カード」を提供するケータイ事業者「MVNO(仮想移動体通信事業者)」のことです。 SIMカードのICチップには、電話番号や契約情報などが記録されていますが、これをスマホに挿入して設定することで電話やネット接続が可能となります。つまり“スマホの契約=SIMカードの購入”と考えていいでしょう。最近は物理的なSIMカードを利用しない、「eSIM(イーシム)」も普及しており、自宅にいながら簡単に乗り換え「MNP(携帯電話番号ポータビリティ)」ができるようになっています。 ご存じのとおり、大手キャリアは日本全国に自社ショップを設置して、契約から機種変更、トラブル時のサポートを行っています。対面で相談できるので高齢者でも安心して利用できますが、その分、どうしても利用料金が高くなってしまうのです。これに対し、格安SIMは基本的に店舗を持たず、契約やトラブル対応もすべてネットで行うことになります。ムダを省いてスマホの料金を低価格にしているんですね。 現在、自社回線を持っている大手ケータイキャリアは、ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルの4社があります。たとえば、ドコモが提供している「eximo(エクシモ)」は、月1GBまでは月額4,565円、月3GBまでは月額5,665円、月3GBを超えると無制限で利用でき月額7,315円となります。これに、ドコモ光セット割、dカードお支払割などをすべて適用すると、無制限でも月額4,928円まで安くできる仕組みとなっています。 auやソフトバンクもほぼ同じような料金プランを用意していますが、楽天モバイルだけは独自に「Rakuten最強プラン」を用意しており、月3GBまでは月額1,078円、月20GBまでは月額2,178円、月20GB超は無制限で月額3,278円。さらに、家族割の「最強家族プログラム」が適用されると家族全員が毎月110円割引されます。 ドコモでは、ほかにも月0.5GBで月額550円から利用できる「irumo(イルモ)」も用意されていますが、月3GB~月9GBプランは「ドコモ光」などに加入しないと割引されず、場合によってはahamoのほうがお得になることもありますのでご注意ください。 ほかにも、大手キャリアはネット申し込み前提の格安プランを用意しており、ドコモは「ahamo(アハモ)」、auは「povo2.0(ポヴォ)」、ソフトバンクは「LINEMO(ラインモ)」があります。これらは、いずれも月20GBで月額3,000円前後となっていますが、基本的に格安SIMと同じようにネットで申し込むのが前提となっています。