「初代レクサスNX」の素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない!
安全技術進化と価格のバランス
新型NXの最も大きな強みは、先進的な技術による「安全性」といえるだろう。特に初代NXの2018年以前のモデルは、安全性の面でやや見劣りする部分がある。しかし、適切に選べば、全車速型クルーズコントロールや自動ブレーキがオプション装備されているモデルもあり、これらを搭載した車両を選べば、十分に安全性を確保できる。 一方、2019年以降のモデルでは、予防安全パッケージ「Lexus Safety System +」が標準装備され、進化が見られる。単眼カメラとミリ波レーダーの性能が向上し、プリクラッシュセーフティーの対象には昼間の自転車や夜間の歩行者が追加された。また、レーダークルーズコントロール使用時には、車線中央を維持するための「レーントレーシングアシスト」機能が搭載され、新型NXと遜色のない安全性を実現している。 とはいえ、2018年までのモデルが危険かというと、決してそうではない。筆者はかつて、安全性を重視した輸入車に乗っていたが、保険料が初代NX(2014年モデル)に乗り換えた方が安くなる理由を調べると、実際の事故率が低いことがわかった。つまり、カタログに記載された技術だけでなく、実際に保険会社も認める「安全なクルマ」こそが、初代NXの本当の強みであり、価値がある部分だといえる。 レクサス初代NX200tの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない。皆さんが感じる“やばさ”があったらぜひ聞かせてほしい。
J.ハイド(マーケティングプランナー)