ドライバーにちょっと時間がかかったけど…/コブラと契約したマックス・ホマ:後編
PGAツアー開幕を前にマックス・ホマが新たな用具契約メーカーにコブラを選んだ。どういう経緯で契約に至ったのか? 今回はGolfWRX.comによるホマ本人とコブラのクラブフィッター直撃インタビューの後編。 【画像】「Qi35」シリーズをテストするコリン・モリカワ
◇◇◇ GolfWRX.com:あなた(ホマ)のバッグの中で最も魅力的な見た目のクラブは、60度のウェッジではないかと思っています。このクラブにした経緯、従来との違いについて、とても興味があるのですが。 コブラのクラブフィッター、ベン・ショーミン氏 「今年発売予定のTグラインドは、私が長年取り組んできたグラインドなのです。PGAツアーではいくつか似たグラインドが存在しますが、これは主にリッキー(・ファウラー)と数年にわたる試行錯誤を重ねた末に進化した物ですね。ツアーでは契約していない選手も何人か使用しています。そこで『このモデルは良く機能しているようだし、販売すべきじゃないか。大勢の人に使ってもらうべきだ』となりました。だから、マックスがこれを気に入った時はうれしかったです。人気があるし、とても多用途性が高い。彼はバンカーでもこれを上手く使いこなしているようなので、これまでのところは順調です」 ホマ 「これはバンカーから出すのに最高なんだ。聞いたばかりの知識を言うのもなんだけど、僕にとってウェッジで一番重要なのは、グラインド。これまでは芝から80ydのショットを打つ際などには、打感以外で大きな違いに気付いたことはなかったけど、チッピングやグリーン周り、そしてバンカーでその違いが大きく物を言うんだ。異なるウェッジを4、5本用意してもらって、以前使っていたものに一番近いグラインドを渡され、チッピングしてみると、すぐ良い感じで打てた。ただ、バンカーでの良さには驚いたよ。このウェッジが上手く機能しないバンカーには出くわしていない。僕はグラインドをしょっちゅう変えたりしない。いつも使っているやつを使い続けたい。だから、これまでのところ、対応できないようなタイプの砂に出くわしていないのは、良いことだね。 馬鹿げて聞こえるかもしれないけれど、見た目もとてもきれいなんだ。良い感じで丸みを帯びている。スクエアでフルショットを打つ時も、オープンにしてフロップショットやバンカーショットを打つ時も、どちらも座りが良い。僕は見た目重視派だろ?そういうことにひかれるんだよ」