「宝塚音楽学校を辞めて」サーキットクイーンに…央川かこは「レースアンバサダーも一緒に闘っている気持ち」「優勝したら爆泣きです」
日本最高峰の自動車レース「SUPER GT」が12月7、8日、鈴鹿サーキットで最終戦を迎える。コース上でバトルを繰り広げるドライバーやメカニックとともに、チームを盛り上げ、ファンとの橋渡し役を務めるのがレースアンバサダーだ。いまや秋の“恒例企画”となってきた「レースアンバサダーに聞く」。今年は、最終戦を前にドライバー/チームとも首位に立って優勝争いを繰り広げ、2024年の「レースアンバサダーアワード」コスチューム部門グランプリに選ばれたTGR TEAM au TOM'S(トムス)の"auサーキットクイーン"央川かこさんにご登場願った――。〈全2回の前編/後編を読む〉 【グラビア一挙出し】「ほっそい! なっがい!」なんというスタイル、「全方位から撮られることに備えている」央川かこさんの特写カット30枚超を全部見る ――長いシーズンのクライマックスが近づいています。レースアンバサダーのお仕事もいよいよ忙しくなってくるのでしょうか。 央川 実は一番しんどいのは開幕戦です。まだチームのこともよく知られていない時期なので撮影や取材が多く入るからです。なので仕事量はシーズンが深まると徐々に減っていくのですが、終盤になると気持ちのピリピリ度が違ってきますね。うちのチームは去年、チャンピオンになったんですけど、私は緊張しすぎてご飯が食べられませんでした。 ――チームの緊張感が伝わってくる? 央川 ドライバーさん(坪井翔、山下健太)も普段は優しい方たちなんですけど、最終戦ともなると「ファンサービスなんてとてもできない」みたいなピリピリしたムードになります。昨シーズンの最終戦は、撮っていただいた私の写真もすべて険しい顔をしていました。
優勝にレベチの爆泣きでした(笑)
――そうした中での優勝だったんですね。 央川 はい、もう優勝した瞬間はボロ泣きでした。嗚咽レベルで泣いてましたね(笑)。大人になってあんなに泣いたのは初めて。私はいまのチームで去年が4年目で、2年目にも優勝してすごくうれしかったんですけど、その比ではありませんでした。やっぱり4年もチームにいると、スタッフとの関係も深まりますし、どの人がどの立場でがんばっているかもよく分かります。そうした思いがいっぺんにこみ上げてきて、もうレベチで爆泣きでした(笑)。 ――ちなみにレースアンバサダーはレース中、どこでレースを見ているのですか? 央川 基本はチームのテントです。ただ、スポンサーさんや関係者の方が多い場合は車の中で待機することもあります。auも関係者の方が多いのでテントにはなかなか入れないんですけど、私たちはレースも見たい。だからモニターのある違うチームのテントに入れてもらってレースを見ることもあります。 ――ライバル・チームのテントですか? 央川 そうなんです。だから自分たちのチームが抜いて順位を上げると、本当は「よっしゃ!」とか言っちゃいたいんですけど、我慢しておとなしくするようにしています。でも去年はテントに入れてもらったチームの車がクラッシュしてリタイヤしたときに思わず喜んでしまって……あれは反省しました(笑)。 ――なるほど、レースアンバサダーも一緒に闘っているということですね。 央川 それはもう、本当にそういう気持ちです。
【関連記事】
- 【後編はこちら】「私のファンの女の子がサーキットに来てくれることも」レースアンバサダー・央川かこの波乱万丈すぎる人生「実は今も“家出中”のままで(笑)」
- 【グラビア一挙出し】「ほっそい! なっがい!」なんというスタイル、「全方位から撮られることに備えている」央川かこさんの特写カット30枚超を全部見る
- 「失踪した父が知らない女性と…」「“砂時計ボディ“の愛称、気に入ってます」レースクイーン・藤井マリーの激動半生「なぜ化粧品販売からサーキットに?」
- 「水着で面接が当たり前です」レースクイーンの女王・近藤みやびに聞いた“レースクイーンだけで生活できる?”「高嶺の花と思っていたけど、実は…」
- 「“ラウンドガール不要論”をどう思う?」人気ラウンドガール・来栖うさこに“グラドル界と格闘技”の関係を聞いてみた〈特別グラビア〉