年齢は関係なくカラダを変えられる。井口裕香、本気のカラダ作りの舞台裏
声優の井口裕香さん。2024年4月に写真集を発売し、そのためにかなりストイックにカラダ作りに励んだという。そんな井口さんのボディメイクの舞台裏、こだわり、カラダを鍛えたことで感じた変化を教えてもらった。[エクササイズ監修/神戸貴宏] [画像]井口裕香さんのトレーニング風景
人生で一番運動しました!
メリハリのあるグラマラスボディを魅せてくれた、声優の井口裕香さん。撮影中、マシンをスムーズに使いこなす姿から、日々ストイックにトレーニングと向き合っていることが伝わってくる。カラダを動かすことは好きだったが、写真集の撮影のため、ハードなトレーニングに挑戦したという。 「人生で一番運動したと思います(笑)。コロナ下に10㎏太ったので、慌ててカラダ作りをすることに。もともとのジムに加え、もう1か所通い始めました。スクワットやデッドリフトなどを取り入れて、カラダ全体をまんべんなくトレーニングして。骨格的に、砂時計みたいなボディラインを目指すことに。理想は、キム・カーダシアンやビヨンセのような、セクシーだけど健康的なカラダです」 特に力を入れたのがお尻まわり。 「くびれからお尻にかけてのラインが大事だと思って、とにかく頑張りました。ヒップスラストは80㎏のバーベルを上げられます! 本当に辛かったけれど、トレーニング後の筋肉の質感だったり、少しずつ変化が出始めた頃から楽しくなってきて。ウェアも、最初はカラダのラインを隠すようなダボッとしたTシャツを着ていたのに、丈が短くなっていきました」
満足のいくカラダづくりができた
食事の管理も、トレーナーの手を借りながら行った。 「良かれと思って食べていたものが見事に全部ダメで(笑)。常識を覆されるようなことも多く、本当に勉強になりました。お腹が空いた時には冷凍庫にある焼き芋を食べたり、外食時は焼き鳥を選んで、減塩していただいたことも。お世話になった2人のトレーナーさんはそれぞれに性格が違い、飴と鞭みたいな感じで、そのメリハリも楽しく本当に支えてもらいました。感謝しかありません!」 頑張って作り上げた写真集の出来栄えを尋ねると、「満足しています!」と大きな笑顔を見せる。 「欲を言えば、ずっと育て続けているお尻に関しては、今のほうが丸みがあっていいかもしれません。でも、35歳という年齢で、しかも声優という仕事をしながら写真集を出すという、いろいろな奇跡が詰まった一冊になりました」 ボディメイクをしたことで、声優の仕事にもポジティブな影響が。 「体幹が鍛えられて正しい姿勢をキープできるからか声が出やすくなり、長丁場の収録も疲れにくいです。気持ちが明るくなり、毎日が楽しいのも嬉しいですね! 私の変化を見た方に、“頑張れば年齢は関係なくカラダを変えられる”ということを届けられたらいいなって思っています」
プロフィール
井口裕香/いぐち・ゆか 1988年生まれ。声優、アーティストとして活躍。写真集『MORE MORE MORE』(KADOKAWA)が発売中。パーソナリティを務めるラジオ『井口裕香のむ~~~ん⊂(^ω^)⊃』(超!A&G+)が配信中。
取材・文/重信綾(初出『Tarzan』No.879・2024年5月9日発売)