食事で差が出る!医師が教える「いつまでも若々しい人」が食べているもの
「なぜか、朝起きたときが一番疲れている」「体がだるくて何もしたくない」こんな症状が続いていませんか?年齢のせいだから疲れるのはしょうがない、なんてあきらめている人も多いのでは。でも実際は、年齢なんて関係なく、80歳でも疲れ知らずの元気な人もいます。そこで今回は、統合医療・栄養療法医師である御川安仁氏による著書『1日1杯疲れのおそうじスープ』(アスコム)から、あなたの疲れをとり除く方法を少しだけお届けします。 ◇ ◇ ◇
疲れをとり除くポイントはミトコンドリアにあった!
疲れの逆、元気のベースは細胞にあります。人間には37兆個ともいわれる細胞がありますが、この細胞のひとつひとつが元気だと、体は元気な状態になります。一方で細胞に元気がないと、疲れている状態になります。それなら、細胞を元気にできたらいいということです。 その重要なポイントになるのがミトコンドリアです。
ミトコンドリアは、細胞の中にある、まさに細胞を元気にする源です。ミトコンドリアの数が多く元気だと、細胞が元気になり、体も元気になります。長時間回遊し続けるマグロや、飛び続ける渡り鳥の筋肉には、ミトコンドリアが豊富にあります。 体のエネルギーをつくり出すミトコンドリアは、年齢とともに量や質が低下し、それに対応して活動エネルギーの減少や不調が生まれます。その結果として疲れが表れるようになります。 しかし、ミトコンドリアの数の減少や機能低下は、年齢だけではなく、不規則な食生活やストレスなどさまざまな影響からも起こります。年齢を重ねてもパワフルで元気な人もいれば、若くても疲れている人もいます。生まれつきの体質もあると思いますが、食事や飲酒、喫煙、睡眠などの生活習慣が、ミトコンドリアの状態に大きく影響しているものと考えられます。 では、どうやってミトコンドリアを元気にし、ミトコンドリアの数を増やすか? 一番おすすめの方法は「食事」です。
ミトコンドリアを活性化させる「疲れのおそうじスープ」
ミトコンドリアを増やして活性化するには、何より食事が大切です。ミトコンドリアがエネルギー工場ならば、食べ物は工場を動かす燃料や原料になるものです。 とはいえ、元気になろうとして体によさそうなものをやみくもに食べても、ただ胃腸が疲れてしまうだけということになりかねません。 ミトコンドリアを活性化するため、略して「ミト活」をするためには、重要な役割を果たしている栄養素を意識してとることが効率のよい食事といえます。 そう考えて行き着いたのが、「疲れのおそうじスープ」です。