大阪府・酒類提供は1グループ4人に緩和 百貨店などへの時短要請も午後9時までに
大阪・まん延防止等重点措置延長で期間は今月12日から8月22日まで
大阪府・酒類提供は1グループ4人に緩和 百貨店などへの時短要請も午後9時までに
政府は8日、新型コロナウイルス感染症対策本部を開き、東京都に4回目となる「緊急事態宣言」を発令することを決定。沖縄県の緊急事態宣言の延長、大阪府、神奈川県、埼玉県、千葉県の「まん延防止等重点措置」の延長も決定した。いずれも期間は今月12日から8月22日までとなっている。これを受け、大阪府では同日午後に「第55回新型コロナウイルス対策本部会議」が開かれた。 【中継録画】大阪府が新型コロナ対策会議 「まん延防止」延長で対応は?(2021年7月8日)
酒類の提供については「4人以内の客」に
現在、大阪府では33の市を対象に、飲食店などに対して午後8時までの営業時間短縮、酒類提供を午後7時までとし、1グループ2人に限定する対策を要請している。 同日の会議では、まん延防止等重点措置の延長に伴い、飲食店へは時短営業の要請は継続。酒類の提供については、現在の「1グループ2人まで」が「4人以内の客」に緩和されることが決まった。 33市以外の対象地域に含まれていない府内10町村の飲食店などについては、これまでと同じく営業時間は午後9時までで、酒類の提供は午後8時までとするよう要請するとしている。
条件はゴールドステッカー交付または申請をした店
ただ、基本的にはアクリル板やCO2センサーの設置、食事以外でのマスクの着用など府が定める感染対策43項目の基準を満たした店に配られる大阪府独自の「ゴールドステッカー」の交付を受ける、または申請をしていることが条件となっている。
百貨店などへの時短要請は午後9時までに緩和
また、百貨店やショッピングセンターなどの大規模施設に対して要請している午後8時までの時短要請については、午後9時までに緩和される。
知事「現状は感染再拡大の兆候が明らかにみられている」
吉村知事は会議終了後、報道陣の囲み会見に応じ、会見冒頭で「現状を分析すると、20代~30代新規陽性者の見張り番指標のアラートが鳴っており、陽性者の数についても前週比1.2倍となっている。環境をみても夏休みに入り人の動きが多くなる。去年はここで第2波が起きました」と話した。 そして「もう一つのリスク要因としてデルタ株が大阪に入ってきて市中感染が徐々に広まっています。春の時と同じように感染が急拡大することになります。現状は感染再拡大の兆候が明らかにみられており、なんとか感染の急拡大を抑えていきたいと思います」と続けた。