【宮野真守さんインタビュー】『僕のヒーローアカデミアTHE MOVIE ユア ネクスト』「“ヒーローとは何か”というメッセージ性が多くの人の心に大事なものを残す」
世界的人気シリーズの劇場版第4弾
夏休み真っ盛り。子どもを持つLEE読者の方々に朗報です! 世界累計発行部数1億万部突破という、子どもたちがみんな大好きな“ヒロアカ”こと『僕のヒーローアカデミア』の劇場版第4弾『僕のヒーローアカデミアTHE MOVIE ユア ネクスト』が、いよいよ8月2日(金)より公開になります。 2014年に「週刊少年ジャンプ」で連載が開始されて以降、雪だるま式にファンを増大させてきた“ヒロアカ”ですが、原作者・堀越耕平さんが原案を手掛けた本作でオリジナル・キャラクターの声を担当した宮野真守さんに、お話をうかがいました。 ●宮野 真守 1983年6月8日、埼玉県生まれ。01年に海外ドラマ『私ケイトリン』で声優デビュー。以降『DEATH NOTE』『機動戦士ガンダム00』など数々の作品で注目を集める。映画『ファンタスティック・ビースト』シリーズや『トップガン マーヴェリック』ほか多数の作品で吹き替えを行う。俳優としても劇団☆新感線『髑髏城の七人』Season月《下弦の月》や劇団☆新感線いのうえ歌舞伎 『神州無頼街』で主演を務める。声優・俳優・歌手として広く活躍。
ファンにはお馴染み、ヒロアカの舞台は“個性”と呼ばれる超常能力を持つ人々の存在が当たり前の世界です。主人公の緑谷出久、通称“デク”が、笑顔で人々を救う最高のヒーローを目指して“個性”を悪用する犯罪者・敵<ヴィラン>に立ち向かう、王道のヒーローアクションです。 本作で宮野さんが演じるのは、資産家シェルビーノ家に仕える執事ジュリオ・ガンディーニ。普段は冷静沈着で言葉も丁寧ですが、時々粗暴な素の部分が垣間見える謎めいた男です。 “ヒロアカ”劇場版には、これまでも豪華なゲスト声優が出演されて来ました。今回ゲストとして呼ばれた感想を教えてください。 「劇場版はオリジナル・ストーリーなので、どの作品でもオリジナルキャラクターは非常に重要な位置づけだと思います。物語自体は原作コミックの内容ではないですが、それだけにしっかりと原作の空気感や世界観を踏襲して劇場版として打ち出していくのは、きっと制作する上でも難しいのではないかな、と。ですから“ヒロアカ”の世界観の中での自分の立場をしっかり認識しつつ、覚悟を持って飛び込みたいと思いました」 演じられたジュリオというキャラクターのビジュアルをご覧になられた時、どのように感じましたか。 「とてもカッコイイなと思いました。既にキャラクター・デザインの中に意味深な部分が描かれてもいるので、“なぜこのようなビジュアルか”というところは、しっかりと監督や製作サイドとすり合わせていかなければと思いました」