間食したほうが痩せる!? 麹ダイエットコーチが「お菓子の上手な取り入れ方」を指南
スイーツなどの間食は、ダイエットの大敵! でも、麹ダイエットコーチののぞみさんは「間食を上手に取り入れたほうが、ダイエットは長続きする」といいます。 【写真】食事に取り入れるべき、コレステロールを下げてくれる40の食品 いったい何を選んで、どんな風に食べたらいいの? 間食についてのアドバイスをもらいました。
お話を伺ったのは…… 麹ダイエットコーチ/公認心理師・臨床心理士 のぞみさん 自己流のダイエットで体調を崩した経験から、自身の体と真摯に向き合い、分子栄養学やファスティングの資格を取得。「麹」を取り入れた食事を中心とする「ダイエット講座」を主宰し、大人の女性に支持されている。一般社団法人「日本麹クリエイター協会」シニア麹マスター、「分子整合医学美容食育協会」プロフェッショナルファスティングマイスター。
ダイエット中に、上手に間食を取り入れるべき理由
「間食」の誘惑と戦いながら、ダイエットをがんばっている人も多いはず。その一方で、実は「食事と食事の間があいて、お腹が空き過ぎること」にも、注意が必要といいます。 「血糖値が下がりきってしまうと、反動で“ドカ食い”しやすくなるんですね。そもそも極端な制限はストレスにつながって、過食に走る原因になります」 ダイエット中にがまんし過ぎると「必ず反動がやってくる」と、のぞみさんはいいます。まずは血糖値が安定するように、必要な栄養素は食事からしっかり摂ること。そして、食間に血糖値を下げ過ぎない「補食」として、間食を上手に取り入れるほうが、ダイエットは無理なく長続きするのです。
間食にはどんなものを選ぶべき?
とはいえ、間食に甘いものを好きなだけ食べていたら、ダイエット成功は遠のくばかり。間食にはどんなものを選べばいいのでしょうか? 「一言でいうと“栄養価の高いもの”です。これはカロリーという意味ではなく、ビタミンやミネラル、食物繊維などの栄養素をきちんと含んでいるという意味ですね。また加工食品ではなく、なるべく素材そのものを生かしたものを選びましょう」 具体的には、「干し芋」や「甘栗」などが代表例。食物繊維を含み、ナチュラルな甘みで満足感を得られます。この「甘みをどのような形で摂取するか」というのも、間食の重要なテーマといいます。 「働く女性は頭脳労働も多く、甘いものが欲しくなりやすいんですね。精製された白砂糖は、血糖値を急激に上げてしまうのに、栄養価は低いんです。できれば甜菜糖やきび糖、またはハチミツなどで、甘みを摂取するといいでしょう」 のぞみさんが推奨する素材の1つが「甘酒」。お米を発酵させた自然な甘味があり、発酵食品なので腸内環境を整える働きも期待できます。 間食に取り入れたいもの ・甘栗 ・干し芋 ・甘酒(濃縮タイプ) ・ナッツバー Point! コンビニでも手に入る「個包装タイプ」を活用しよう 忙しい女性が仕事の合間に摂れる間食としておすすめなのが、コンビニでも手に入る「個包装タイプ」のおやつ。 「干し芋や甘栗は、小さな個包装サイズがありますよね。ナッツは栄養価の高い良質な素材ですが、大量に食べると脂質を摂り過ぎてしまう傾向も。ですので、ナッツバーのような“食べきりサイズ”を選ぶと、食べ過ぎを防げます」