【MLB】ロハス離脱のドジャース ベテラン遊撃手のアーメッドを緊急補強 故障者復帰までの穴埋め役
日本時間7月25日、ドジャースは故障離脱したムーキー・ベッツに代わって正遊撃手として奮闘していたミゲル・ロハスを10日間の故障者リストに登録したことを発表した。ロハスは日本時間7月22日のレッドソックス戦に「6番・遊撃」でスタメン出場したものの、4回表の守備で交代。故障者リスト入りの理由は「右前腕の張り」と発表されている。ドジャースはベッツとロハスという2人の遊撃手を欠く緊急事態となり、今月上旬にジャイアンツを解雇されていたベテラン遊撃手、ニック・アーメッドとメジャー契約を結んだ。 現在35歳のロハスはマーリンズで8年間プレーしたあと、昨季から古巣ドジャースに復帰。今季はここまで67試合に出場して打率.271、3本塁打、21打点、5盗塁、OPS.722をマークし、特にベッツが故障離脱したあとは、代役の正遊撃手として攻守に奮闘していた。故障の程度は不明だが、米公式サイト「MLB.com」によると、しばらくのあいだはノースロー調整となる見込みのようだ。 ドジャースが新たに獲得したアーメッドは34歳のベテラン遊撃手。昨季までの10年間はダイヤモンドバックス、今季はジャイアンツとメジャー昇格後は常にナ・リーグ西地区の球団でプレーしてきた。2018年から2年連続でゴールドグラブ賞に輝いた実績があり、打撃面でも2018年は16本塁打、70打点、翌2019年は19本塁打、82打点をマーク。今季はジャイアンツで52試合に出場して打率.232、1本塁打、15打点、1盗塁、OPS.581にとどまり、今月上旬にDFA→解雇となっていた。 米公式サイト「MLB.com」によると、ベッツとロハスはともに8月中に戦列復帰できる予定。それまでのあいだは、新加入のアーメッドを遊撃のレギュラー格に据え、遊撃手2人が故障離脱という緊急事態を乗り切っていくことになりそうだ。なお、ドジャースはアーメッド獲得に伴い、ロースターの枠を空けるために右腕リッキー・バナスコのDFAを発表している。