日ハム2軍の札幌ドーム移転案 札幌市長が改めて否定的見解
プロ野球・北海道日本ハムファイターズの新庄剛志監督が提案した札幌市豊平区の大和ハウスプレミストドーム(札幌ドーム)への2軍の移転について、札幌市の秋元克広市長は25日の定例記者会見で、改めて否定的な見解を示した。 秋元市長は「札幌ドームを評価して、『使っていこうよ』というメッセージを出してもらったことはありがたく思う」とした上で、「完全に本拠地として使うことになると、(ドーム本来の役割である)『多目的な施設』とかなりバッティングするのではないかと思っている」と述べた。 2軍の移転先を巡っては、秋元市長は8月の定例会見で「内々の話が担当部局にあった」と明かす一方、「ファイターズさんが考える十分な広さの土地を市が提供していくのは現実的に難しいというのが双方の認識だ。その上でドームだけを使うのは、なかなか難しいのではないか」と述べていた。【高山純二】