巨額放映料払う米NBCは「聖火リレーは廃止せよ!」…海外メディアは東京五輪聖火リレーのスタートをどう報じたか?
また「海外からの観衆が訪れることが禁止されることを受けて多くのファンは2020五輪を遠くから楽しむことになる。大会関係者たちは、日本で広がっている、五輪大会の開催が新型コロナウイルスのさらなる感染拡大を引き起こすのではないかという懸念が、この措置によって緩和されることを期待している」とも記した。 米ヤフースポーツは、「五輪の聖火がまた再び動き出した。新型コロナウイルスのパンデミックによって1年延期された五輪聖火リレーの灯が木曜日に日本を巡り始めた。聖火リレーは、2011年に何千もの命を奪った地震と津波によって原子力発電所のメルトダウンが起きた福島県から始まった」と、淡々と事実関係を伝えた。 記事は、聖火リレーの今後の予定などに触れつつ、「1年延期となったこの聖火リレーのツアーは、予想とははるかに異なる状況で始まった」と、五輪開催への反対意見が根強い日本の世論を紹介。「報道によると(五輪)延期の後にも、聖火リレーを中止する話し合いがあったようだが、コカ・コーラやトヨタといった大会のスポンサーがそれを救ったとされている」と、一部メディアの報道を引用して、新型コロナウイルスの感染拡大が収束していない状況で聖火リレーが強行された理由についても触れた。海外メディアは聖火リレーも含めて東京五輪の行方に注目している。