「森さんは?」「テレビで見ていると……」 聖火リレー式典でサンドウィッチマン
「きょう、森さんはいない?」 「森さんはテレビで見ていると思います」 福島県で25日に始まった五輪聖火リレー。スタートに先立つ式典で、聖火リレー公式アンバサダーであるお笑いコンビ「サンドウィッチマン」の伊達みきおさん、富澤たけしさんが東京五輪・パラリンピック組織委員会の前会長、森喜朗氏を意識したとみられるやりとりを披露した。
森喜朗前会長は東京五輪の準備に向け務めてきたが、女性蔑視とも取れる発言をしたとして国内外から批判を浴び、2月に辞任。急遽、五輪担当相だった橋本聖子氏が後任についた経緯がある。 式典のあいさつでは、伊達さんが「きょう、こうやって聖火リレー出発式(を開催している)ということですから、もうオリンピック、パラリンピックやるということでございますのでね」と語ると、富澤さんが「多分そうでしょう」と発言。 伊達さんは「東北の被災地も聖火リレーで回る。是非、きれいになった被災地も見ていただきたいし、まだ全然立ち入ることのできないところも実際ある。そういったところも素直に見せていただきたいなと。で世界中の方に感謝の気持ちを込めてわれわれは被災地を走りたいなと思う」と意気込んだ。 その後、冒頭のやりとりを経て、富澤さんが「きょうをきっかけにオリンピックパラリンピックやるんだという気持ちにも火が付けばいい」などと述べた。