2年後のW杯へアメリカは大丈夫なのか 手薄なCB、クラブで出番失う選手など、新監督ポチェッティーノの課題は多く
今月の親善試合でも結果は出ていない
自国開催となった今夏のコパ・アメリカでグループステージ敗退に終わったことに続き、今月はカナダ代表(1-2)、ニュージーランド代表(1-1)との親善試合で勝てなかったアメリカ代表。2026年のワールドカップはアメリカ、メキシコ、カナダでの3カ国共同開催だが、2年後の本番へ不安は広がっている。 10日には、トッテナムやチェルシーを指揮してきたマウリシオ・ポチェッティーノが代表監督に就任。欧州トップリーグでの戦いを知るポチェッティーノの招聘は心強いが、『CBS Sport』は課題も多いと指摘する。 まずは主力組の状況だ。ドルトムントMFジョバンニ・レイナ、ユヴェントスMFウェストン・マッケニーなど、所属クラブでの立ち位置が不安定な選手もいる。これは代表監督のポチェッティーノにはどうにも出来ない問題で、ワールドカップへの不安ポイントだ。 もう1つは手薄な最終ラインだ。センターバックではクリスタル・パレス所属のクリス・リチャーズが主戦力だが、相棒が定まらない。未だにシャーロットFC所属のティム・リームに頼っている状況で、リームは36歳とベテランだ。2年後のワールドカップでも戦えるかは未知数で、センターバックのペアも新たに固めていく必要があるだろう。 ニュージーランド戦でも守備のミスから失点していただけに、アメリカが抱えている課題は多い。ポチェッティーノは2年の時間でアメリカを変えられるだろうか。
構成/ザ・ワールド編集部