【警鐘】トランプ氏と中国が手を組む最悪なシナリオも…中国国内で削除された習近平側近による“台湾統一戦略”に関する文章を入手!「新型統一戦争」呼ばれるその緻密な計画とは…?【独自解説】
そして、台湾の次期総裁は、民間船舶が食料や生活必需品を運べるよう基隆(キールン)港から東シナ海までの「人道回廊」設置を求めます。習近平国家主席は、“人道回廊”を認める見返りに“統一”に向けた対話を交換条件に示すということです。峯村氏は、「台湾の人を極限まで追い込み、強制的に統一のための“対話”に応じさせる。これこそが中国側の言う平和的統一だ」と言います。 (峯村氏) 「このやり方だと劉明福氏が言っていた様に、台湾の半導体製造工場などを傷つけないまま統一できます。習国家主席は『中国人は中国人を殺さない』と言っているのですが、このシナリオだと、ぎりぎり『平和的』統一ができるというわけです」
そして、峯村氏が予想する最悪のシナリオは、「トランプ前大統領と習近平国家主席が手を組む」というものです。 (峯村氏) 「トランプ前大統領にとって、中国の貿易赤字が憎くてしょうがないのです。一期目もとにかく全ての敵は貿易赤字なんです。仮に習近平国家主席が『アメリカのものをたくさん買って貿易赤字をなくしましょう』と約束して、『その代わり、台湾のことは目を瞑っておいてね』というと、おそらくトランプ前大統領は『いいよ。任せる』という可能性があるというシナリオです」 Q.トランプ氏にとって台湾の最先端の半導体技術が中国に渡ることは関係ないのでしょうか? (峯村氏) 「台湾のTSMCの半導体技術は高くて、中国どころかアメリカでも作れません。トランプ氏は台湾について『台湾の連中は、アメリカの素晴らしい半導体技術を奪っていきやがった』と言っています。半導体は盾にはならなくて、むしろ恨みの対象なんです」 Q.このシナリオだとEUも経済制裁などはしにくいんじゃないですか? (峯村氏) 「EUからすると台湾は遠いですので、金儲けの方が大事だということで、制裁はやったふり位になる可能性はあります。例えば、ウクライナは国連にも入っている独立国ですが、台湾の場合は国連には入っていませんし、正式な国交のある国も先日1つ減って12か国しかない状態です。今の台湾はいたって平和ですが、ここ半年くらいで台湾の人々の危機感も高まっていると感じます」 (「情報ライブミヤネ屋」2024年1月18日放送)
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