自分の時間がないなら試してほしい「しないことリスト」。絶大な効果を出すためのいくつかのコツ
エネルギーと集中力の混沌状態が避けられる
「やらないことリスト」を使っていると、1日にどの時間帯と、どのエリアに労力を多く注いでいるかが自然にわかることに気づきました。 どの活動が役立っていないかが認識でき、エネルギーや集中力がベストな状態で発揮できる時間やエリアが特定できました。自分にとって、それは午前中と仕事が終わる直前の最後のひとがんばりの時間でした。 Saunders氏によると、このような認識は、在宅では仕事に時間がかかりすぎていると感じている人や、スケジュール設定に新しいアプローチが必要な人に特に役立つそうです。 リモート業務には、やらないことリストが役立つと思います。在宅では、退屈から刺激を求めて、心があちこちへさまよいますから。 退屈しているときの自分の不健全なパターンを知って、それを予防的に制限することはそのときどきでプラスの選択をするのに役立ちます。 また、やることリストにある平凡で仕事に関係のないタスクが、時間とエネルギーの浪費につながりがちな点にも気づきました。 何かの予約をしたり、家庭用品の補充をオンラインで注文したりというような活動は、自動化するか、まとめて処理することが自分のスケジュールに役立ちました。 でないと、突然掃除をはじめたり、家事を終えてのんびり休憩しすぎたりして、深みにどんどんはまってしまうのです。 ルーティンの見直しにも 「やらないことリスト」が目の前にあることで、最初は生産的だと思っていた不健全な習慣をいっそう効果的に監視することができました。 これにはメールに時間をかけすぎていることも含まれていました。それに気づいたので、もっと意図的に「10秒でさっと」メールを見て、対応すべきものだけに返答するようにしました。 また、「やらないことリスト」を使うとタスク間の切り替えが減ったため、いろいろなタスクを行ったり来たりすることが、決断力と集中力に与える悪影響が見えてきました。 リストに目をやるだけで、午後に半分しか終わっていないタスクが溜まるのを防ぐことができたのです。