海自の巨艦「かが」からF-35戦闘機が飛び立った! 史上初の発艦試験を米海軍が公開
試験は米本土西海岸カリフォルニア沖で実施
アメリカ海軍は2024年10月21日、護衛艦「かが」艦上でステルス戦闘機「F-35B」が初めて発艦した際の画像を公開しました。 【これまた歴史的!】護衛艦「かが」から戦闘機が飛び立つ様子(写真) 「かが」は、ヘリコプターを複数同時運用可能な、いずも型護衛艦の2番艦として2017年に就役した護衛艦です。基準排水量は1万9500トン、全長は248mにおよび、海上自衛隊最大の戦闘艦艇として呉基地を母港に運用されてきました。 そのようななか、2022年3月からJMU(ジャパンマリンユナイテッド)呉事業所のドックに入渠し、F-35B戦闘機を運用可能にするための空母化改修が行われ、外観を一新するとともに様々な装備が増設されています。 そして、このたびアメリカ海軍・海兵隊の協力のもと短距離離陸・垂直着陸(STOVL)が可能なF-35Bの運用試験を行うべく、1か月かけてアメリカ西海岸カリフォルニア州へと派遣されました。 すでに海上自衛隊などF-35Bが着艦した画像は公開されていましたが、このたびアメリカ海軍が公開したのは同機の発艦画像で、「かが」の艦首から飛び立つ様子が確認できます。 アメリカ海軍によると、「かが」にF-35Bが着艦したのは2024年10月20日なので、翌日に発艦試験が行われた模様です。海上自衛隊の護衛艦に固定翼戦闘機が着艦したのは、2021年に同型艦「いずも」からF-35Bが発艦して以来、これが史上2度目になります。
乗りものニュース編集部