自分の時間がないなら試してほしい「しないことリスト」。絶大な効果を出すためのいくつかのコツ
午後に生産性が下がるのを防げる
このリストを頻繁にチェックすることで、エネルギーを注ぐ部分を絞り込めただけではなく、1日の終わりにはもっと達成感が感じられるようになりました。 「やることリスト」とは違ってこのリストには線を引かないのですが、リスト項目を守るために自制心を行使できたと褒められる点がポイントなのでしょう。 夕方までにやらなければならないことのリストではなかったので、達成できなかったと自己嫌悪に陥ることも減りましたし、このリストのおかげで自分が行き詰まる理由もわかりました。 特に疲労感を感じた日の例ですが、リストの3番目の「ランチに炭水化物を食べすぎない」を守っていなかったことに気づいたのです。 Saunders氏は、やらないことリストによって自分が無意識に繰り返す可能性のある非生産的なマンネリ行動から離れることができると言います。 これらの活動は簡単だったり魅力的だったり、または単に習慣だからやっていますが、(通常は)充実感は伴いません。 プライベートの時間ができた 私のようなリモートワーカーの多くにとって、社会的関与が少ない仕事場ではオンライン時間が増えています。 もう就業時間ではないと自分に言い聞かせたとしても、ついついオンラインで時間を費やしてしまうのです。仕事と仕事以外の時間を区別するのに役立つというのも、やらないことリストのさらなる利点です。 Saunders氏もこれには同意しており、仕事と仕事以外の境界線がぼやけていることがこのリストに頼るべき理由の1つだと述べています。 クライアントや知人など大勢の人たちから耳にしているのは、過去数カ月でSNSとニュースを大幅に減らしたら、気分がはるかに良くなったということです。 日常生活ではあらゆることについての情報が簡単に流れ込んでくるので、どこで、どのように制限を設けるかを学ぶ必要があります。
「やらないことリスト」のデメリット
「やらないことリスト」は、日々の無駄な行動を厳選するのに役立ったという点で、全体的に有益な実験でした。 でも、目標に集中するためには大きな優先順位が必要だと感じて、物足りなさもありました。 仕事が山積みになっているとき、公私とも特に混沌としているときの手軽なリマインダーとしてこのリストを使うことができます。 週ごとに劇的に変わるようなものではないため、やることリストに取って代わることはありませんが、毎日の優先順位を特定して合理化するのには役立つでしょう。 ──2021年4月21日公開記事を再編集して再掲しています。 翻訳: ぬえよしこ Originally published by Fast Company [原文] Copyright © 2024 Mansueto Ventures LLC.
ライフハッカー・ジャパン編集部