「たかがリリース文、されどリリース文」J3相模原に完全移籍の28歳DF、渾身メッセージの理由「読んだ人が応援してくれるかもしれない、そんな気持ちで書いてます」
「僕にとっては大切な仕事の一つです」
J3の相模原は12月19日、藤枝MYFCより期限付き移籍加入している小笠原佳祐の移籍期間満了と、2025シーズンより完全移籍にて加入することを発表した。 【画像】サポーターが創り出す圧巻の光景で選手を後押し!Jリーグコレオグラフィー特集! 28歳DFはクラブの公式サイトでコメントを掲載。「信じる」ことは何よりも肝心です、と書き出し、こう続ける。 「信じたけど結果が伴ってこなかった。これはサッカーの世界でよく起こり得ることです。反対に、信じていなかったけれど結果が出てしまった。これは時に前者よりも厄介です。信じていたかどうかは他人にはわかりません。どれだけ周りに「私(俺)は信じていたんだ」と何かが起こった後に言っても本心はその人にしかわかりません。サッカーに関わる人なら選手に限らず思い当たる節がある人も多いはずです。0-2で迎えた後半、1-0で迎えたラストプレー、0-0で迎えたアディショナルタイム。本当に勝つことを最後まで疑わずに信じられていたのか、自分に問わなければいけません。 結果はコントロールできませんが、信じるかどうかは心の持ちようです。信じるかどうかはその人のスタンス次第です。繰り返しになりますが、信じたからといって見返りがくるとは限りません。それは決して結果が出ないことへの保険でもありません。もし結果が出たときに信じていた方がより一層喜べる。ただそれだけです。でもそれが一番嬉しいことです。信じきれずに結果が出てしまったとき、どれだけ取り繕っても自分だけは絶対に見ています。それが人間として一番ダサいことだと僕は思います。 だから僕は来季いろんなものを信じます。どんな状況になってもピッチで一緒に闘うチームメイトと応援してくれる人を信じます。仮に信じてもらえなくてもまず自分から信じます。信じることが結果につながると信じたいし、結果を残さずに組織を去るのは嫌だからです。今季の自分の「信じる」気持ちがどうだったのか、もう一度自分に問い直して年始に出直してきます。クラブをJ2に戻せるように、自分もJ2に戻れるように、精一杯闘います。 サガミスタの皆さん、みんなで信じ合いましょう」 思いがこもった長文メッセージ。小笠原はなぜこれだけのボリュームでしたためたのか。相模原がポストした完全移籍加入を知らせる投稿を自身のXで引用し、理由を明かす。 「たかがリリース文、されどリリース文です。僕にとっては大切な仕事の一つです。もしかしたらこれを読んだ人が応援してくれるようになるかもしれない、そんな気持ちで毎年書いてます」 どんなことにも手を抜かず、全力で取り組む男は来季、どんなプレーでチームを盛り立てるか注目だ。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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