衣がインスタントラーメン? 大阪・池田市のご当地からあげ「池カラ」とは?
●インスタントラーメン発祥の地・大阪府池田市で生まれたご当地からあげ「池カラ」とは? 日本唐揚協会認定カラアゲニストが食べてきた。
日本各地にはその土地ならではの“ご当地からあげ”がありますが、それには大きく2つのタイプがあります。1つ目は大分県の「中津からあげ」や北海道の「ザンギ」のように、古くからその土地に根付いて長年食べられてきたもの。 【画像】ムネ肉を使用したからあげながら、意外に柔らかくてしっとり感がある 2つ目は“地域おこし”の一環として、その土地ならではの食材などを使って生まれた比較的新しいからあげ。例えばソースを使った栃木県佐野市の「黒から揚げ」や、ピーナッツ味噌が香る千葉県印西市の「みそピーから揚げ」などがその代表です。 今回ご紹介するのは、まさに後者のほう。大阪府池田市のご当地からあげ「池カラ」です。なんと、衣にインスタントラーメンを使用しているのが特徴。池田市といえば、日清食品の創業者で、世界初のインスタントラーメン「チキンラーメン」の生みの親・安藤百福氏の自宅があった場所。これにあやかってできたのが池カラなのです。
その「池カラ」、実は東京でも味わえます。それが昨年(2023年)10月に東京・新宿の「新宿横丁」にオープンした『唐揚げ専門店 池カラ アンテナショップ新宿横丁店』。どんなからあげなのか気になり、さっそく行ってきました。
これは初体験! “ザクパリ食感”のラーメン衣がウマい!
からあげはカップ入り(500円)とボックス入り(1500円)の2種類があります。筆者はボックスを購入。ドリンクとして「翠ジン クラフトコーラ」(500円)とともにいただくことにしました。店舗窓口のちょうど真裏、新宿横丁の中にイートインスペースがあり、そちらで実食です。
店員さんが運んできてくれたボックスはバケツのように取っ手がついています。テイクアウトによさそうですね。串には旗のようなものがついていて可愛らしさ満点。
からあげはひと口サイズ。見るからにインスタントラーメンが衣にブレンドされているのがわかります。串に刺して顔に近づけただけで、からあげらしい香ばしい芳香が。 ラーメンを使っていることもあり、衣はザクパリ系食感です。ガリザク、カリフワ、フワモチ…などの食感は何度も体験していますが、ザクパリは初めて。新鮮な食感です。