「朝の目覚めが劇的に変わった!」 眠りのプロが教える、今すぐ取り入れたい“朝スッキリ起きる”ための習慣
朝スッキリ起きるために、できることは…
朝、なかなか布団から出られなかったり、起きたものの体や頭が動かない…。なんていう経験はありませんか? 【前回はこちら】「夜ぐっすり!朝スッキリ!」ちょっとの工夫で“睡眠の質”が劇的に変わる方法をプロが解説 そんな、どうしても克服できない「朝」に強くなるためにはどうしたらいいのでしょうか? 今回は、毎日がんばっているオトナ女子たちを“眠り”の力で元気にしたいと、快眠セラピストの三橋美穂さんが書かれた著書『オトナ女子の不調と疲れに効く 眠りにいいこと100』(かんき出版)から、朝に強くなるためのちょっとした工夫が紹介されたトピックスを一部抜粋してご紹介したいと思います。 どれも、かんたんに毎日の生活に取り入れられる方法なので、ぜひとも自分に合ったやり方を見つけてみてくださいね!
たっぷり息を吸いこんで体を覚醒モードに
(これに効く!)日中の眠さ、リフレッシュ <起きたら長めに息を吸いこむ これだけで体が活動モードに!> 自律神経とは、心拍や血圧、発汗などを自動的に調整している神経のこと。呼吸は自律神経系の中で、唯一自分の意思でコントロールすることができるものです。 朝起きたら、胸にたっぷり息を吸いこみましょう。息を短く鼻から4回に分けて吸って、おなかに力を入れながら、吸いこんだ息を口から強くフーッと吐き出します。息を吸うときには、肋骨が開いていくイメージで行いましょう。息を吐き切ったときには、おなかと背中がくっつくイメージです。 息を吸うと交感神経が働いて筋肉がかたくなり、息を吐くと副交感神経が働き筋肉がゆるみます。つまり、副交感神経が優位になっている睡眠中のゆるんだ体を引き締めて、活動モードに切り替えるのが、吸う息なのです。 朝が吸う息なら、夜は吐く息を長くするのがポイント。「吐く」と「吸う」を、状況や時間帯に合わせて上手にコントロールしましょう。 【POINT】 ・吸う息を意識すると交感神経が優位になり目が覚める ・息を吸うときには肋骨を開くイメージで ・吐く息を意識すると副交感神経が優位になりリラックスできる