花園で年を越した16校、元日にベスト8を懸け激突。全国高校ラグビー大会 3回戦
12月27日に大阪・東大阪市花園ラグビー場で開幕した、104回目の「花園」こと、全国高校ラグビー大会。年が明けて2025年1月1日の元日は、強豪がぶつかる3回戦の8試合が行われ、ベスト8が決まる。
◆第1グラウンド ・10:30 桐蔭学園(神奈川/Aシード)vs.山梨学院(山梨) ・11:55 京都工学院(京都)vs.國學院栃木(栃木/Bシード) ・13:20 大阪桐蔭(大阪第1/Aシード)vs.倉敷(岡山) ・14:45 常翔学園(大阪第3/Bシード)vs.天理(奈良/Bシード)
第1グラウンドでは4試合が行われる。第1試合は、前大会王者でAシードの「東の横綱」桐蔭学園(神奈川)に、初めて16強入りした山梨学院(山梨)が挑む。
連覇を狙うAシードの桐蔭学園、FW(フォワード)はキャプテンのFL(フランカー)申驥世(3年)、HO(フッカー)堂園尚悟(2年)、NO8(ナンバーエイト)新里堅志(3年)と接点とフィットネスに長けた高校日本代表候補がいる。
また、BK(バックス)はSH(スクラムハーフ)後藤快斗と、SO(スタンドオフ)丹羽雄丸(ともに3年)のハーフ団がゲームをコントロールし、CTB(センター)徳山凌聖、WTB(ウイング)草薙拓海、FB(フルバック)古賀龍人(ともに3年)とタレントも揃う。
一方、山梨学院は初めて花園で2勝し、山梨県勢としては9大会ぶりの正月越えを果たした。キャプテンのPR(プロップ)渡邊侑、HOリアム・ヘンダーソン、NO8佐野涼太(いずれも3年)と、平均体重100キロを超えるFWのフィジカルを武器にしたセットプレーと、SO小島咲汰朗、FB篠原悠士(ともに3年)のキックを中心にゲームを組み立て接戦に持ち込むことができるか。
第2試合は、京都工学院(京都)と、Bシードの國學院栃木(栃木)が対戦する。互いにタックルを持ち味としており、クロスゲームが予想されている。
現校名となってからは初の花園出場となった京都工学院。前身の伏見工業時代を含め、9大会ぶりの出場となったが、1回戦で聖光学院(福島)に112-0と圧勝し、2回戦では、Bシードの中部大春日丘(愛知)を接戦で下して、3回戦進出を決めた。