花園で年を越した16校、元日にベスト8を懸け激突。全国高校ラグビー大会 3回戦
フィールドプレーも得意なHO川口士央(3年)を中心とした、強いスクラムやモールのセットプレーが強く、キャプテンのFB広川陽翔(3年)、SO杉山佑太朗(2年)ら、BKの総合力も高い。
Bシードの國學院栃木は、強固なディフェンスを武器に春の選抜大会でベスト4に入った。キャプテンのLO(ロック)笹本直希、高校日本代表のPR牧田玲大(3年)、齋藤丈太郎(いずれも3年)ら中心としたFWのセットプレーは強く、SO神尾樹凛、WTB井戸川ラトレル、FB長沢拓夢(いずれも3年)らがBKの中軸だ。
第3試合は優勝候補の筆頭で、Aシードの大阪桐蔭(大阪第1)に、創部6年目で初のベスト16入りとなった倉敷(岡山)がチャレンジする。
大阪桐蔭は高校日本代表候補のPR原悠翔、川相喜由、FL前川竜之介、NO8大門一心(いずれも3年)の4人を中心とした強いFWと、SH川端隆馬、SO上田倭楓(3年)、キャプテンのCTB名取凛之輔(いずれも3年)ら、高校日本代表候補を擁するほか、1年生FB吉川大惺らもおり、総合力は高い。初戦も長崎北陽台(長崎)に44-12で勝利し順当に3回戦へ駒を進めた。
一方、倉敷は1回戦で九州学院(熊本)を29-12、2回戦では近大和歌山(和歌山)を65-7と下して3回戦に進出した。キャプテンのSH若狭正和、PRレイルア・カルロス(いずれも3年)を中心に、FWとBK一丸となって戦い、クロスゲームに持ち込めるか。
第4試合は常翔学園(大阪第3)と天理(奈良)、近畿勢のBシード伝統校の激突となった。アタックが得意な常翔学園と、ディフェンスが武器の天理という両チームのカラーが出る対戦となりそうだ。
常翔学園は高校日本代表のPR佐々木大斗(3年)、キャプテンNO8井本章介(3年)を軸に、FWでプレッシャーをかけ、SO朝野楽(3年)、CTB園田攻晴(3年)らのBKがボールをつないで得点を取る展開ラグビーが持ち味。初戦の2回戦では高知中央(高知)を81-14と圧倒した。