花園で年を越した16校、元日にベスト8を懸け激突。全国高校ラグビー大会 3回戦
Bシードの目黒学院(東京第1)を倒してベスト16入りし、勢いに乗る報徳学園は、高校日本代表候補のFBタウファテビタ悦幸(3年)のロングキックでエリアを取り、ボールキャリーが得意なキャプテンのNO8西本龍太(3年)を中心としたFWの接点、タックルで試合を優位に運びたい。
第3試合は前回大会準優勝の東福岡(福岡)と、茗溪学園(茨城)のBシード同士が激突、この対戦も2大会連続となる。
初戦で光泉カトリック(滋賀)を、47-3と危なげなく退けた東福岡は、キャプテンのNO8古田学央(3年)、高校日本代表候補のFL梁瀬将斗(3年)と、FW陣は走力に長けて接点も力強い。BKも高校日本代表候補のCTB深田衣咲(3年)を軸にワイドなアタックが武器だ。
茗溪学園は初戦となった2回戦で盛岡工業(岩手)から14トライを挙げて、86-0で完封勝ちで年越しを決めた。LO諏訪賢介、大畠弘成(ともに3年)と、2人の高校日本代表候補を擁するFWの安定したセットプレー、そしてキャプテンのCTB菊川逞、山口海晴、WTB大野陽世(いずれも3年)と3人の高校日本代表候補を軸とした伝統の展開ラグビーで、前回大会の準々決勝で敗れたリベンジを果たしたい。
第4試合は9大会ぶりに3回戦に進出した関商工(岐阜)が、Aシードの石見智翠館(島根)にチャレンジする。
関商工は1回戦で倉吉東(鳥取)を88-0で完封し、2回戦では東海大静岡翔洋(静岡)に、24-14と逆転勝ちを収めてベスト16まで上がってきた。突破力のあるNO8各務陽向(3年)、セットプレーの中心、LO薮下光希(3年)を軸としたFWで前に出て、キャプテンのFB堀元貴(3年)らスピードのあるBKにボールを展開してトライを狙いたい。
初戦で尾道(広島)に23-0と完封した石見智翠館は、キャプテンのNO8祝原久温、PR宮本将司、FL山根風雅、山本力優(いずれも3年)と4人の高校日本代表候補を擁する力強いFWが武器。