マンU・アモリン新監督が就任2戦目で初勝利 ホーム初采配のELで逆転勝ち「特別だ」
◇欧州リーグ1次リーグ第5戦 マンチェスターU 3-2 ボデ・グリムト(2024年11月28日 英マンチェスター) 【写真】ラッシュフォードに指示を与えるマンチェスターU・アモリン監督(右) サッカーの欧州リーグ(EL)1次リーグ第5戦が28日、各地で行われ、マンチェスターU(イングランド)は本拠オールド・トラフォードでボデ・グリムト(ノルウェー)に3-2で逆転勝ちした。今月就任したマンUのベン・アモリン新監督は、自身初のホームゲームで初白星をマークした。 マンUは前半1分、デンマーク代表FWホイルンドが相手GKにプレッシャーをかけ、こぼれ球をアルゼンチン代表FWガルナチョが流し込んで先制。同18分、23分に失点して逆転を許したが、前半終了間際にホイルンドがクロスをワントラップからの右ボレーで決める鮮やかなゴールで追いついた。ホイルンドは後半5分にもゴール前へのグラウンダーを左足で合わせ、この試合2点目。これが決勝点となり、ELで2連勝のチームは勝ち点を9に伸ばして36チーム中12位に浮上した。 今月10日まで日本代表MF守田が所属するスポルティング(ポルトガル)を率いていたアモリン監督は、マンUでの初陣となった24日の敵地イプスウィッチとのリーグ戦は1-1の引き分け。新天地での初勝利に「点差を守ろうと最終的にはバタバタしたが、選手たちは素晴らしい仕事をしてくれた。彼らが走り、プレッシャーをかけ、この3日間で練習してきたことを実行しようとした結果、勝つことができた」と選手たちを称え、「スタジアムの半分(の人々)は私を知らない。ポルトガルから来たし、まだクラブのために何もしていない。でも、彼らが私を心地良くさせてくれるのは特別だ」と初采配を振ったホームの感想を口にした。 プレミアリーグで現在12位など今季不振が続いていたマンUは、先月にエリック・テンハグ前監督を解任。ルート・ファンイステルローイ暫定監督を経て、スポルティングをポルトガル1部優勝に2度導いたアモリン監督を招へいした。27年まで契約を結んだ39歳の若き指揮官の下で名門復活を目指す。