小池都知事が定例会見1月7日(全文)横田基地周辺住民への感染拡大を懸念
何を変えれば米軍の問題点が解決するのか
読売新聞:読売新聞の【***00:21:40】です。オミクロン株の米軍の関連についてお伺いします。小池都知事はオミクロン株がはやる前には、水際対策が大事だということをおっしゃっていました。今回、ふたを開けてみたら米軍のところでバケツの開いた水で、PCR検査をしないまま日本に直接入国してる軍人さんたちが、沖縄とか山口を中心にオミクロン株が猛威を振るっています。 東京も横田基地という米軍基地を抱えて、小池知事としても申し入れをしたと思うんですけれども、今までは何が不十分で、何を変えたらこの米軍の問題については解決するのかなと、お考えが何かあればお願いします。 小池:昨日、岸田総理の元に5点申し入れをさせていただきました。その中に横田基地を抱えております東京都といたしましての要望を出させていただきました。今回、この在日米軍の方々の出入国の際のチェックが課題になっているわけですけれども、現実に横田基地については1月の5日までの8日間で57名の新規感染者が発生したというふうに聞いております。横田の周辺、地元自治体で感染者は急増しているということはありませんけれども、基地周辺住民への感染拡大を懸念するところであります。 よって、地元自治体と連携しながら引き続き感染拡大防止に関しての要望を国、そして米軍のほうに行っていきたいと考えておりますし、国としても防衛大臣、外務大臣など、関係の皆さんが対応していただいているかと思います。 日米地位協定については、都として以前から国内法の適用がないことなど、わが国にとりまして依然として十分とは言えない状況であるという点については、他の自治体とも連携して見直しを国に求めてきたところでございます。また、軍という性質上、軍の関係、軍の方々の健康を守るというのは、兵力の維持ということに直接つながりますので、ここはより確実な感染対策を取ってしかるべきではないだろうかというふうに考えますし、また、そのことを米軍にお願いしたいところでございます。 こういったことについては引き続き地位協定のみならず、周辺に対しての、基地周辺の自治体からのいろんな要望もありますので、伝えていく、国を通じて伝えていくということには変わりません。 それではこのあと、よろしいですか。