【寒くなるこれから要注意】まさか自分が…47歳報道記者が脳梗塞になった話 突然症状が出たあの日あの時から、回復期の減塩生活までの一部始終 前編
■「脳梗塞かも・・・」気づいたきっかけはラーメン
その後、妻の実家がある広島に、妻とともに車で向かいました。いま思えば、かなり危険な行為なのですが、この時は自分が脳梗塞だと思っていませんから、特に問題を感じていませんでした。途中、岡山県の吉備サービスエリアで昼食を取ろうと、フードコートでラーメンを頼みました。この時に明らかな異変に気づきます。麺もチャーシューもメンマも、箸でつかめないのです。なぜか手に力が入らない。何かがおかしい。このサービスエリアで運転を妻に代わってもらい、急いでスマホで症状を検索しました。ここで初めて「もしや脳梗塞なのか?」と思い始めます。この時点で午後3時ごろ。最初に異変があった、家電量販店を訪れたタイミングが午前10時でしたから5時間が経過していたことになります。 妻の実家に到着したのは午後5時ごろでした。「ちょっと病院行ってくるわ~」と妻に告げ、自転車を借りて近くの脳神経外科へ。すると・・・ (医師)「いまからタクシーを呼びますから、すぐに大きな病院へ行ってください」 (記者)「自転車で来たんで、自転車で行きますけど。お金もったいないから」 (医者)「冗談でしょ。あなたは脳梗塞の疑いがあるんですよ。」 (記者)「あ、やっぱり脳梗塞ですか」 その後、近くにあった脳神経疾患専門の病院へタクシーで移動。MRIを撮って、脳梗塞が確定し、即入院となりました。
■脳梗塞は時間との勝負と言いますが・・・
医師の説明によると、私の脳梗塞は「ラクナ梗塞」(ラクナはラテン語で「小さなくぼみ」)で、脳の奥にある細い血管が詰まることで血管周辺の脳が壊死する、というものでした。今回は壊死した脳が、右手を動かす神経に少し触れていたことで、動作障害が出たのだろうとのこと。ちなみに血管が詰まると脳は3分で壊死するそうです。 また、昨今よくきかれる「4.5時間以内にtPA静注で血栓を溶かす」という治療法についても聞きました。もしももっと早く病院に行ったら右手の運動障害が出なかったとか、そういうことはあったのかと聞いたら「詰まった血管が細すぎてたぶん意味がない」と説明されました。
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