冷蔵庫のきのこ、どの状態まで食べてOK?しめじに白いふわふわ、えのきがビヨーン!捨てる?食べる?
低カロリーで価格も安定していて使い勝手抜群のきのこは、日々の食事のお助け食材。野菜室にきのこを常備している人も多いのではないでしょうか。でも、うっかり使いそびれてしまい、「これ、食べて大丈夫?」という状態になっていることもありますよね。きのこの「食べてもOK」「食べてはダメ」の見極め方を紹介しましょう。 * * * * * * * ◆えのきがビヨーンと伸びちゃった! →食べてもOK 冷蔵庫の野菜室に入れておいたえのきが、ビヨーンと伸びて大きくなっていてびっくり! なぜ伸びたの? 食べても大丈夫? と不安になりますよね。 安心してください。伸びたえのきは食べてもOKです。 きのこは収穫後も呼吸を続け、成長します。その成長がわかりやすいのがえのきです。「食べてOKなら、量が増えてラッキー! どんどん伸ばそう」と思われるかもしれませんが、えのきが伸びてもいいことはありません。 伸びるために、えのきは自身の栄養を使ってしまうため、軸の中がスカスカの空洞になり、味も食感も香りも落ちてしまうのです。えのきの先のほうが少し曲がってきたら、伸び始めのサイン。早めにいただきましょう。
◆しめじに白いふわふわとしたカビのようなものが… →食べてもOK しめじの表面に白くてふわふわしたものが。もしかしてカビ? と思って捨ててしまったことはありませんか? 実は、しめじに限らず、きのこの表面に付いている白いふわふわは、カビではなく、「気中菌糸」と呼ばれるもので、きのこのもととなる菌糸です。 保存中にきのこの一部が菌糸に戻り、再び成長しようとしている状態なのです。 この白いふわふわに毒性はないので、食べてもOK。 気になる場合は、軽く拭き取って早めに食べましょう。
◆舞茸が水分でべちゃべちゃに… →食べてはダメ 舞茸から水分が出てべちゃっとなったら、腐敗が進行している証。 酸っぱい匂いがしたら完全にアウト。潔く食べるのを諦めてください。これはほかのきのこでも同様です。 きのこの中でも特に舞茸は傷みやすく、鮮度を保てるのは野菜室で約3~5日。 使いきれないと思ったら、新鮮なうちに手で割いて、保存袋に入れて冷凍するのがおすすめです。