大阪府・吉村知事が定例会見5月12日(全文1)強い措置の継続が必要だと判断
大阪府の吉村洋文知事は12日午後、定例会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「「重症・軽症問わず、コロナ病床は依然として厳しい状況」大阪府・吉村知事(2021年5月12日)」に対応しております。 【動画】「重症・軽症問わず、コロナ病床は依然として厳しい状況」大阪府・吉村知事(2021年5月12日) ◇ ◇
緊急事態宣言、5月末まで延長
司会:お待たせいたしました。それでは知事の定例会見を始めさせていただきます。最初に知事から説明がございます。お願いします。 吉村:緊急事態宣言が延長となりまして、5月11日から延長になりました。5月の末までの延長です。大阪の感染状況ですけども、このあとご説明いたします。感染者の数も多いという状況が続いています。非常に厳しい状況です。また、とりわけ医療提供体制、これは極めて逼迫しているという状況にあります。その中で緊急事態宣言の延長要請もいたしまして、その措置内容についても本当に厳しいお願いを事業者の皆さんにしているところです。 人と人との接触の機会を抑制するということを大阪においては続けていかなければならないというふうに思っています。今の感染状況、医療の逼迫状況を踏まえたときに、この強い措置の継続が必要だという判断をいたしました。事業者の皆さん、また、社会経済活動に与える負担というのも非常に大きなところにもなるんですが、一方でこの大阪の感染状況、府民の皆さんの命を守るという観点から考えたときに、何とぞご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
GW期間中は検査件数が減少
今日の発表項目は2つです。まず1つ目がコロナ関係で、今のこの現状です。第2波で、第3波、そしてこれは第4波、非常に一気にぐっと上がっています。日々1000名を超える、多いときは1200名を超えるという状況でした。直近の状況を見ますと、ある意味、高止まりをしている状況でしたが、この間、直近の1週間を見ますと0.79倍という状況になっています。これは新規陽性者数ですので、注意していなければならないのは、これはゴールデンウィークの期間がまさに入っている期間です。つまり検査件数そのものが減少する。なぜ減少するかというと、もちろん検査はあるわけですけども、今多くのクリニックや診療所の皆さんに検査の協力をお願いしています。大阪では1500ぐらいの非常に多くのクリニック、診療所にも検査のお願いを、協力のお願いをしています。多いときは合計2万件を検査するというぐらい大阪では非常に検査体制を充実させています。 その中で、どうしてもゴールデンウィークにおいては検査対象機関になる診療所、クリニックがお休みになるところがあると。また、検査を受けるほうもゴールデンウィークのまさに祝日中は受診控えというのもあるということは、これは全国的にも見られているところでもありまして、それで減少したように見える可能性が十分あると考えなければならないと思っています。緊急事態宣言が4月25日から始まりまして、その効果を見極めるという意味では、今週の数字が非常に重要だというふうに思っています。ただ、いずれにしても、第3波と比較しても、この1週間というのは当然高い数字になりますし、1000名近い方が陽性になっているということで極めて厳しい状況が続いているというのが今の大阪の現状です。 年代別の感染状況です。この赤い点線が60代。60代については横ばいになっている状況です。60代を除く、この青、ブルーの線は20代、30代ですけども、20代、30代については減少している傾向にあるという状況です。ただ、これも先ほど申し上げたとおり、新規陽性者数の数をベースにしてますので、新規陽性者数の前提そのものが本当に減少傾向に入っているのか、減少のトレンドに入っているのかどうかはきっちり見分けなければならないと思っています。ゴールデンウィークの休みの、そういった数字も含まれているというふうに思っています。ただ1つ言えるのは、右肩上がりになっている状況ではないということは言えるのかなというふうに思っています。