「危険走行ヤバッ!」免許なしでも電動キックボード『LUUP』を安全に乗れた理由
免許がない私でもLUUPを安全に乗れた理由
じゃあ、私自身は危険なことしていないのかといえば、報道にあがるようなことは一切したことがない。「運転免許もない男が何言っているんだ!」と思うかもしれないが、ここにはちゃんと理由がある。そのあたりをここから解説したい。 ────────── LUUPは利用前のテストに合格する必要がある ────────── じつはLUUP、年齢確認をおこなった後にアプリ内での交通ルールテストがある。このテストを満点でクリアできなければ、そもそもLUUPを利用できないのだ。公式サイトにも、以下のような記載がある。 LUUPの電動キックボードに乗車するためには、交通ルールテストに全問・連続で正解する必要があります。このテストは警察庁が監修しており、LUUPの電動キックボードが該当する「特定小型原動機付自転車」ならではの交通ルールはもちろん、飲酒運転等に関する基本的な項目や、自転車に関するルールも確認する内容となっており、運転免許証を持たない方も乗車することを考慮しています。 引用元:LUUP(ループ) | 電動キックボードシェア/シェアサイクルアプリ このテストが意外と侮れない。私も何度か挑戦したが、適当に回答している間はまずクリアできないのだ。しっかり内容を覚えて回答しなければならないので、良い勉強になった。 ────────── 簡単な交通ルールについては下調べ済みであった ────────── これは私自身の場合のみだが、いちおうバイク免許をとる予定ではあったため、交通ルールについて多少は普段から調べていた。基本的な標識の見方や、二段階右折についてはもちろん履修済み。そのほか、飲酒や二人乗りのルールなどもあるけれど…。正直なところ、このあたりは常識的に考えればわかる範疇だと、私は思っている。 だけれど、やはり免許がない分、曖昧な点もあったのは確か。そうしたことがあったときは、警察庁の『特定小型原動機付自転車に関する交通ルール等について』を見て学ぶようにしていた。 加えて、その場でどうしてもわからない場合には、無理にLUUPに乗らずに、LUUPから降りて歩くようにしていた。この「不安な場合は歩こう」という考えは、交通ルールを守って乗車するうえで大切な考えだったように思うぞ。 ────────── 都心はLUUPユーザーが多く、行動を真似できた ────────── 場所や時間帯がよかったのかもしれないが、私が見る限り、実際に都心で危険な走行をしているユーザーは少なかったように思う。だから私も、交通ルールで不安な部分があるときには、前にいる人の真似をしていた。 たとえば、大きな交差点の走り方はとても参考になったことを覚えている。都心でよく見かける、歩道か横断歩道橋しかないパターンの道だ。降りて、歩道橋をのぼるわけにもいかない。かといって、どのタイミングでLUUPで走り出して良いのかもわからない…と混乱してしまったのだ。 でも、前を走っていたLUUPユーザーを見習って同じタイミングで動き出すことで、無事クリアできた。正しい走り方をしているユーザーが多数いれば、周囲の模範となって、交通ルールの違反はほとんどなくなるだろう。