クビ目前!? プレミアリーグ、今冬の放出候補10人。理由は様々…。現所属クラブで苦しむ実力者たち
DF:ジエゴ・カルロス(ブラジル)
生年月日:1993年3月15日 所属クラブ:アストン・ヴィラ 今季リーグ成績:7試合0得点0アシスト 昨シーズンにアキレス腱断裂の大怪我から復帰を果たしたジエゴ・カルロスだが、そのパフォーマンスが本来のものに戻ったとは言い難い。 好不調の波が激しく、マン・オブ・ザ・マッチを獲得した次の試合に凡ミスからピンチを招くなど、ゲームごとの集中力の差がパフォーマンスに直結している。特に致命的なパスミスから失点に絡むことが多く、今季もプレミアリーグ第5節ウォルバーハンプトン戦とカラバオ・カップ4回戦で同じようなミスから相手にボールを奪われてそのままゴールを決められた。 センターバックとして致命的なのが空中戦の弱さで、プレミアリーグでは昨季が44%、今季が45%と過半数の確率で負けている。相方を務めることが多いパウ・トーレスも同じように空中戦に強いタイプではないため、相手の強靭なストライカー相手にボールを収められて起点を作られるシーンが散見される。 地元紙『Birmingham Live』によると、31歳という年齢も相まって今夏にアストン・ヴィラはジエゴ・カルロスの売却を検討していたが、移籍先の候補に挙がったフラムがクリスタル・パレスからヨアキム・アンデルセンを獲得したことで破談に。これによってフェイエノールトからオランダ代表DFルチャレル・ヘールトライダの獲得に必要な資金を用意することができなかった。 アストン・ヴィラにとって、センターバックと右サイドバックが補強ポイントであることは冬の時点でも変わらず、資金を調達するために彼が売却対象となっても不思議ではない。
MF:ギド・ロドリゲス(アルゼンチン代表)
生年月日:1994年4月12日 所属クラブ:ウェストハム 今季リーグ成績:13試合0得点0アシスト 今夏にフレン・ロペテギ体制となったウェストハムが大苦戦を強いられている。開幕前はその積極補強から上位進出も期待されたが、第13節終了時点で14位と思うような結果を残せていない。 この苦しい新体制で評価を下げているのが、今夏に加入したギド・ロドリゲスだ。加入直後はレギュラー候補のエドソン・アルバレスがコパ・アメリカで負傷していた影響や、彼の2度にわたる退場もあってスタメンに定着していたが、直近の1ヶ月で大きく序列がダウンしている。 11月から先発出場したとしても早い時間帯で下げられる機会が増えると、代表ウィーク明けからは完全なサブに。直近の第14節レスター戦は今季初めて出番が与えられなかった。 この事態にスペインメディア『Estadio Deportivo』は、ロドリゲスが半年で古巣レアル・ベティスに復帰する可能性を報じた。現在ベティスは中盤のウィリアム・カルヴァーリョとマルク・ロカが長期離脱中と彼らの補強ポイントと合致する。 一方のウェストハムで序列が再び上がることは考えにくいだろう。レギュラー候補のE・アルバレスとプレースタイルが被っており、彼が万全な状態であれば同じような潰し屋タイプの選手を2枚中盤に並べるのは指揮官の選択肢にはあまりないように見える。 冬の移籍市場が訪れる前にロペテギが解任される可能性もあり、新監督の下で大きく序列を上げるかもしれないが、現状が続くようであれば半年での退団の可能性もありそうだ。