クビ目前!? プレミアリーグ、今冬の放出候補10人。理由は様々…。現所属クラブで苦しむ実力者たち
DF:キーラン・トリッピアー(元イングランド代表)
生年月日:1990年9月19日 所属クラブ:ニューカッスル 今季リーグ成績:6試合0得点0アシスト 新資本となってからのニューカッスルがみせた躍進はキーラン・トリッピアーと共にある。2021年10月にサウジアラビア資本による買収が決まってから最初の移籍市場でアトレティコ・マドリードから加入すると、すぐにチームリーダーの一人になった。 2022年冬の加入直後に骨折してしまったことで、1シーズン目は早々にチームを離れてしまったが、アウェイゲームにも帯同して若い選手を鼓舞し続けたエピソードは彼のキャプテンシーを象徴するものだろう。怪我から復帰した2季目の2022/23シーズンは、プレミアリーグで全試合に出場し、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得の立役者となった。 しかし、昨季からは連戦による疲労の色が濃くなってしまい、徐々にパフォーマンスレベルがダウン。結果的にリーグ戦だけで10アシストを記録したが、守備に関しては後手に回ることが多かった。そして迎えた今季は22歳のティノ・リヴラメントにレギュラーの座を明け渡している。 アメリカメディア『The Athletic』によると、34歳のトリッピアーは出場機会の減少から夏の移籍市場での退団を望んでいたそうで、彼の後釜を探すことができれば、他クラブからのオファーに応じるかもしれない。
DF:ヴィクトル・リンデロフ(スウェーデン代表)
生年月日:1994年7月17日 所属クラブ:マンチェスター・ユナイテッド 今季リーグ成績:4試合0得点0アシスト かつてはマンチェスター・ユナイテッドで、不動のレギュラーとしてプレーしていたヴィクトル・リンデロフだが、現在の序列は6人のセンターバック(CB)の中で最も低いかもしれない。 序列ダウンの要因はいくつかあるが、その中で最も大きな要素となっているのが怪我の多さで、直近の1年間だけで4度も離脱をしている。これだけ不在の期間が長いとなれば、戦力として計算するのは難しいだろう。 今季はつま先の負傷で開幕から出遅れ、現在は11月の代表戦で負った鼠径部の怪我で離脱をしている。同箇所は昨年12月に手術を受けた場所で、スタッフに肩を抱えられながらピッチを後にした姿を見ると長期離脱となりそうだ。 そんなスウェーデン代表DFとマンチェスター・ユナイテッドとの契約は今季終了までと、残り半年に迫っている。怪我が回復をしなければ冬の移籍市場では残留の可能性もあるが、CBはマンチェスター・ユナイテッドの補強ポイントでもあり、これ以上計算できない選手をチームに残すことのメリットはない。 先述した通り、現在のマンチェスター・ユナイテッドには6人のCBがいるが、11月29日に行われたUEFAヨーロッパリーグ(EL)ボデ/グリムト戦では、後半途中から3バックに本職CBが誰もいなかった。 これだけの人数がいるのにも関わらず、ほぼ全員が直近で怪我をしたことがあるリスクの大きい陣容をみると、新たな計算できる選手を獲得して、リンデロフら余剰戦力を放出するのが得策に思える。