「中学受験の算数で差がつくのはなぜ?」カリスマ講師が実感した、中学受験で成功する子の“共通点”
「中学受験で一番差がつくのは算数」!そんな話を聞いたことがある方も多いかもしれません。 【1日たった15分】で成績トップに! 算数が得意な子どもに育てる為に押さえるべきポイント ですが、算数で苦労している受験生や、成績が伸びず悩んでいる保護者の方も多いのではないでしょうか? そこで今回は「中学受験は算数で受かる」の著者で元浜学園・馬渕教室のカリスマ講師でいらっしゃった州崎真弘先生に、保護者からのお悩みに回答いただきました。
幼少期や低学年のうちにやっておいた方が良いこと
Q ゆくゆくは中学受験をしようと考えていますが、今のうちからできること、やっておいた方がいい事はありますか? A 今までたくさんの子供たちを見てきて思うのは、まず「人の話をきちんと聞ける力」が中学受験勉強をするうえで、とても大切だということ。 何でもかんでも、言われたことをやるということではなく、人の話に耳を傾けられる、その姿勢が大切です。 それができるといざ塾に入って受験勉強をするときに、授業の内容を吸収する土台ができているので、成績があがりやすいのです。 それから「調べる力」。なにかわからないことがあった時に、そのままにするのではなくて、調べる、という習慣をつけておくといいと思います。 また、小学校低学年では、計算と図形に対応できる作図をしっかりやった方がいい。この二つは出ない学校はありませんから。 図形は円や三角形をフリーハンドで書けるようにしておくといいですね!
とにかく字が汚い男子、図や式も書きたがりません!
Q とにかく字が汚くて雑で、またいくら言っても図や式をきちんと書きません。面積図なども適当な感じで、そのせいでのミスが目立ちます。 A まずは字が汚いのか?読めないのか? 「字が汚い」の線引きは難しいけれど、まずは自分が読めること。 灘中に合格した子でも、字が汚い子は結構います。勉強していくうえで、自分が読めないほどでなければひとまず大丈夫です。 次に図や式ですが、式は暗算レベルでできるものは書かなくていいと思っています。 頭の中で整理できてわかっていることは、時間短縮と余計な筆記によってリズムを崩すので書かなくてOK。 学年があがって、問題が難しくなってくると、図や式を書かなくては解けなくなってくるので、自然と書くようになると思います。 解答用紙に途中式を書かせるスタイルの学校は、その枠におさめられるように練習をしたほうがいいですね。 もしそのスペースでたりない時は、無駄な計算をしているか、字が大きすぎる可能性もあります。