ヤマハが新型スーパースポーツ『YZF-R9』を発表。歴代最軽量の新型アルミダイキャストフレームで2025年春以降に国内発売へ
ヤマハ発動機は10月10日、新型スーパースポーツバイク『YZF-R9』を正式発表した。まずは2025年モデルとして北米、欧州およびそのほかの国に導入され、日本での発売は2025年春以降が予定されている。 ヤマハのスポーツバイクブランドである“YZF-R”シリーズは、サーキットからストリートまでをカバーするべく、国内ではエントリーモデルとして249cc直列2気筒の『YZF-R25』から、フラッグシップモデルの997cc直列4気筒の『YZF-R1』など、これまで5モデルが展開されていた。 今回新たに加わるYZF-R9は、888ccの水冷4ストロークDOHC直列3気筒4バルブFIのクロスプレーン・コンセプト3気筒(CP3)エンジンを搭載した新型スーパースポーツバイク。“Re-DNAed Supersport”をコンセプトに開発された同モデルは「ミドルクラス最強のトラックパフォーマンスのなかに最高のエキサイトメントと、スキルやステージを選ばないアクセシビリティを併せ持つ、懐の広いモデル」に仕上がっているという。 オートバイの骨格となるフレームには、ヤマハ歴代スーパースポーツ最軽量の新型アルミダイキャストフレームが採用され、スポーティなライディングポジションながらも良好な足つき性と快適性を達成している。 足回りでは緻密な減衰コントロールが可能なKYB(カヤバ)製の新型サスペンションを前後に装備。YZF-Rシリーズらしさを継承しつつ、エアロダイナミクスを高めた新たな機能美が追求されたという外観は、エアロダイナミクス効果の高いウイングレットを採用した新外装とされた。 システム面でも、サーキット走行でのラップタイム計測や走行データ可視化ができる『Y-TRAC』アプリとの連携や、路面状況に合わせた走行が可能なヤマハライドコントロール(YRC)や、クルーズコントロールシステムといった走行支援デバイスが搭載されている。 ヤマハの伝統でもある人機一体感を「動的にも静的にも強固なものへ進化」させた新型YZF-R9は、まず2025年モデルとして北米、欧州およびそのほかの国へと導入が開始され、日本での発売は2025年春以降が予定されている。 ヤマハUSA『YZF-R9』公式サイト:https://yamahamotorsports.com/models/yzf-r9 [オートスポーツweb 2024年10月10日]