レスリング清岡、鏡が「金」 五輪最終日、金メダル数は3位
【パリ共同】パリ五輪最終日の11日、男子フリースタイル65キロ級を清岡幸大郎(23)=三恵海運、女子76キロ級を鏡優翔(22)=サントリー=がそれぞれ制した。鏡は女子最重量級で日本勢初制覇。レスリングは1大会最多の「金」8個だった。 日本の金メダル数は米国、中国に次いで3位の20個。選手団が掲げた目標に到達し、銀12、銅13と合わせた総数は45個となった。金メダル数と総数はいずれも海外開催の五輪での最多記録を更新した。これまでの海外最多は「金」が2004年アテネ大会の16個、総数は16年リオデジャネイロ大会の41個だった。 女子マラソンで鈴木優花(24)=第一生命グループ=が6位に入った。自転車女子オムニアムで前回銀の梶原悠未(27)=TEAM Yumi=は17位だった。 パリでは100年ぶり3度目の開催となった大会は11日夜(日本時間12日未明)にパリ郊外サンドニのフランス競技場で閉会式が行われ、17日間の祭典が閉幕。
清岡幸大郎の話 最初に気持ちで攻めてポイントを取ることができたので、それが後半にも生きた。高知県でずっと教えてくださった桜井先生や、母親に金メダルをかけてあげたい。 鏡優翔の話 ずっと目指してきた(最重量級の日本女子で)誰も成し遂げていないことをこの手でつかんだのは本当にうれしい。今までの選択の答え合わせが今、ここでできた。みんなが涙を流して喜んでくれたことが、一番の私の幸せ。 鈴木優花の話 (先頭集団に)つくのは不安もよぎったが、つかないと入賞はできないと思い、行けるところまで行こうと決めていた。このアップダウンの中で自己ベストを更新できた。入賞だけでなく、こういったところでメダルを獲得できるところまで、何としてでもいきたい。 赤石光生チームリーダーの話 素晴らしい成績だった。悔いや、やり残しがないようにしようと強化に励んだ結果だ。その思いに応えて選手が頑張ってくれた。