「エアコンはつけっぱなしの方が得?」節約アドバイザーが解説“エアコンの賢い節電方法”ベスト5
【節電5】最新のエアコン=節電とは限らない!買い換え目安は15年以上
エアコンは十数年近く使えるため、故障しない限り買い換えない方も多いです。しかし、最新のものの方が節電機能がついていると聞くと、買い換えた方が良いのかなと迷います。 「エアコンの省エネ性能はかなり前から良くなっているため、発売から15年以内くらいのもので電気代は大きく変わりません。暖房運転は期間消費電力量も大きく、変化があるものもありますが、冷房については15年以内であれば節電効果は変わらないですね。 とはいえ、AIが『部屋の中に人間が何人いる』とか『人がこの辺にいる』などを感知し、綿密に計算して自動で賢い運転をしてくれるものは電気代をより節約してくれるものもあります。どちらがより電気代を節約できるかを厳密に計算するのは難しいですね。 買い換えを迷ったら、平均使用年数を目安にすると良いかもしれません。エアコンの平均使用年数は13年程度ですが、この猛暑に壊れてから買い替えを検討するのは危険です。新しいものを購入しても取り付けまでに時間がかかりますから。 壊れる前にどのエアコンが良いのかを吟味したり、自治体が買い換えの補助金を出していないかを調べるなどして、価格を抑えることをおすすめします」(和田さん) せっかく節電をしようと考えても、その方法が間違っていては本末転倒です。正しい方法で賢くエアコンを活用しつつ、節電も意識しましょう!
■お話を伺った人 和田由貴さん 消費生活アドバイザー、家電製品アドバイザー、食生活アドバイザーなど、幅広く暮らしや家事の専門家として多方面で活動。私生活では2人の子を持つ母で現役の節約主婦でもあり、日常生活に密着したアドバイスを得意とする。「節約は、無理をしないで楽しく!」がモットーで、耐える節約ではなく快適と節約を両立したスマートで賢い節約生活を提唱している。 取材・文/松本果歩
MonoMaxWeb編集部