「エアコンはつけっぱなしの方が得?」節約アドバイザーが解説“エアコンの賢い節電方法”ベスト5
【節電3】少しの工夫で電気代は最小限に
エアコンの節電を考える際、ついついエアコン自体の使い方や使用時間に気を取られがちですが、様々な工夫をすることでエアコンの電気代を最小限に抑えることができるのだそう。 「夏は、特に窓からの太陽光によって室温が高くなりがちです。窓から入る熱を遮熱カーテンや遮熱フィルムで防ぐことで室温が上がるのを軽減させることができます。戸建ての方なら窓の上部につける日よけも有効です。 また、室外機に直射日光が当たっていると冷房効率が悪くなります。室外機の近くに物が置いたり、カバーをしたりすると熱がこもってしまい、エアコンは冷却させようとするため電気代が余計にかかってしまいます。できるだけ直射日光が当たらないようにしましょう。ホームセンターや100円ショップで売られている室外機用の日よけを使うのも良いですね。 さらに、サーキュレーターや扇風機を上手に活用することで電気代を節約できます。エアコンから出る冷気は重く、下に沈みます。部屋の中でエアコンある場所の対角線上の床付近に冷気が溜まってしまうため、その位置に扇風機を置くと冷たい冷気を対流させることができます。サーキュレーターの場合は同じ位置で、風向きを部屋の中央部分の天井に向けましょう」(和田さん) 入ってくる熱を防ぐ・室外機に熱をこもらせない・冷気を対流させることで、必要以上に冷房の温度を下げることなく、電気代を節約できるということですね。
【節電4】プラグをこまめに抜くのは節電の意味がなく、故障のリスクも
節電のためにプラグをこまめに抜くのは、どのくらい節約効果があるのでしょうか? 「最近の家電は待機電力0のものが増えてきているため、こまめにプラグを抜いてもほとんど電気代に影響はありません。 それどころか、エアコンはこまめにプラグを抜くと故障の原因になるので避けた方が良いですね。エアコンは運転停止後は動いていないように思われるかもしれませんが、しばらくは室内機と室外機の間を『冷媒』と呼ばれるガスが行ったり来たりしています。その時にプラグを抜くとエアコンの寿命を縮める恐れがあります。 引っ越しや買い換えなどでエアコンのプラグを抜くときには半日ぐらいは放置してから抜いてください」(和田さん) 「おばあちゃんの知恵袋」的なイメージだけでプラグをこまめに抜き差しするのは危険!正しい知識を持っておくことは重要ですね。