「エアコンはつけっぱなしの方が得?」節約アドバイザーが解説“エアコンの賢い節電方法”ベスト5
この夏はエアコンなしでは過ごすことができません。しかし、「エアコン=電気代が高い」というイメージがあると思います。少しでも節電をしたいと考えたい気持ちは分かりますが、その節電方法間違っていないですか? ⇒【写真】勘違いも多い、エアコンの正しい節電方法の詳しい画像を見る(全9枚) 今回は節約アドバイザーの和田由貴さんに聞いたエアコンの節電方法についてまとめました。
【節電1】エアコンは30分程度の外出ならつけっぱなしの方がいい
毎年のように話題になる「エアコンはつけっぱなしとこまめに消すのはどちらが節電なのか」ですが、2024年最新の見解はどちらなのでしょうか。 「エアコンはつけてる間よりも、室温を下げる時に電力を多く使う仕組みになっています。エアコンをつけてすぐは室温を設定温度まで下げるために電力を使いますが、一度温度が下がったらその後は維持するモードの運転に切り替わります。そのため、つけたり消したりを繰り返していると電力をその都度使うことになり、電気代が余計にかかってしまいます。少しの外出などでエアコンを消すかどうか迷う時は30分程度を目安にすると良いですね」(和田さん) 30分以内の外出であれば、熱くなった室温を再度下げる電気代よりも、稼働中の電気代のほうが安いというわけですね!
【節電2】夏は除湿モードよりも冷房を使う方が節電!
室内の湿度が高いと感じた際、多くの方が「除湿モード」を使用すると思いますが、和田さんは節電の観点からするとあまりよくないと指摘します。 「そもそもエアコンの除湿モードは『弱冷房除湿』という運転で、基本的に弱めの冷房をしている状態です。湿気を吸い取る機能があるのではなく、部屋の温度を下げることで湿度が下がるということ。特に冬場などに“温度は下げたくないけど湿度を下げたい”時などに使用する想定のモードです。 電気代は弱冷房な分安いですが、冷房モードよりも湿度が下がりにくいため、夏なら冷房を使うのが良いと思います。機種によっては除湿に『再熱除湿』方式を採用しているものもあり、通常の冷房運転よりも電気代が高くなってしまうので注意が必要!夏の暑い時は冷房運転一択が良いと思います」(和田さん) 除湿をしたい際も冷房モードで室温に合わせ温度を調節するのが良いですね!