【バレー】日鉄堺BZ・迫田郭志「先週ファイナル6進出を決められなかった分、より今週1週間の練習で気合が入って、今日いい結果に繋がった」V1男子会見
3月16日に大浜だいしんアリーナ(堺市立大浜体育館)(愛知県)で行われたバレーボールDIVISION1 MEN、日鉄堺BZvsジェイテクト線後の日鉄堺BZのインタビューをお届けする。
出耒田敬、竹元裕太郎選手、山口頌平主将、迫田郭志選手(日鉄堺BZ)
■日本製鉄堺ブレイザーズ ●出耒田敬選手(ミドルブロッカー) 今日はファイナルステージ進出がかかった大事な一戦を自力でそのチャンスをつかめたというのが、チームにとって大きいと思います。 個人としてはああいうトラブル(松本慶彦選手が足を捻り出耒田選手に交代)があった後でもチームに貢献できたのかなとは思います。 明日も気を抜かず頑張りたいと思います。 ●竹元裕太郎選手(ミドルブロッカー) 先週1勝1敗でファイナル進出を決められなかったので、今日の試合すごく大事な試合ということをチームで確認し臨みました。 シンプルに自分たちの力でストレートでファイナルへの切符をつかめたことと5位確定で通過できたことが、自分、チームにとってプラスになるものがありました。 ●山口頌平主将(セッター) ファイナルへのプレッシャーをかかる試合がずっと続いていました。 ファイナルをもう少し早く決めたかったという気持ちはもちろんあります。 今日ホームゲームでファンの皆さんの前で勝利してファイナル決められたということは良かったと思います。 チームとしても本当に勝ってファイナル決めるというモチベーションの中、皆で戦えて結果がついてきて良かったと思います。 ●迫田郭志選手(アウトサイドヒッター) 僕も皆さんと一緒で今日大事な試合っていうのがわかっていたので、勝って安心しています。 ――竹元選手に。2月23日のパナソニック戦で怪我をされて3月2日の東京GB千戻った状況だが、自身のコンディションは? 竹元:今、以前のパナ戦で怪我したところの不安はないです。 何かを庇うようなことはなく、怪我前と同じようなコンディションでプレーはできています。 ――第3セットに特にアタックが決まっていたように見えたが? 竹元:序盤クイックを決め切ることができずに使いづらい中、第3セットで僕に連続でポンポンと上げたものが決められたというのは良かったなと思います。 序盤からこうトス(セット)回しを楽にできるような自分の決められる力をファイナルに向けて続けられればもっとチームが柔軟になるというか、良いリズムでバレーボールができるかなと思います。 ――迫田選手に。ファイナル進出をなかなか決められない状況で、今日臨むに当たりチーム、迫田選手はどのように向かっていったか? 迫田:僕たちは最初からファイナルに行くつもりで試合をやっていました。 勝利数が少ない状況の中、最終戦までもつれる結果になりました。 最後は技術どうこうではなくて、気持ちの問題があるという部分で先週決められなかった分より今週1週間の練習で気合が入って、今日いい結果に繋がったと思っています。 ――出耒田選手に。シーズン前半出場できない状況続きましたがその間どんな思いで帰ってきた時の気持ちについて。 出耒田:怪我している時は早くバレーボールがしたいなといった思いでした。 バレーボールはチームスポーツなのでチームが本当勝ってくれっていうことを願いながらずっと見ていました。 戻る際は序盤に迷惑かけた分、ここから頑張らなきゃとそういった思いでした。 ――出耒田選手が出場していない期間、竹元選手や、渡邉(晃瑠)選手などの若手が活躍していたが? 出耒田:チームの層が熱くなってきたなと凄く感じます。 普段の平日の練習でもチーム練習でどちらが勝ってもおかしくないようなそういった拮抗したレベルの中チームとしてもやれているのでいいことだなと思います。まだまだおじさんも負けてられないなと思っています。 ――山口選手に。ファイナル進出を決めたが昨シーズンより順位を落とした(4位→5位)結果となっているが。 山口:昨シーズンは昨シーズン。今シーズンは今シーズンです。 ファイナル決めたことによって、このメンバーでできる試合がまず増えたということと、昨シーズン4位でファイナル行きましたけど、そこのファイナルでの勝利を上げることができませんでした。 ファイナルラウンドで勝利を上げる下克上と言いますか、下の方での通過になっていますが、上に立ち向かっていいバレーができればいいかなと思います。 ――全員に。満員の観衆の中(2743人、翌日は3185人でシーズン最多の観客動員を記録)でプレーをしたことについて。 出耒田:今シーズン堺でやる試合はほんとスタンドを自由席も立ち見が出たり、そういった大勢のファンの方々の前でプレーできています。 声出し応援だとかそういったのも解禁されているので、一緒になって戦っているなというのが凄く感じられてとても良いホームゲームだったなと思います。 竹元:ホームゲームはファンの方々の応援をいかに自分たちの味方につけるかというところもあると思います。 そういう面で確実に自分たちの力になって一体化して今日の試合ができたというのが勝利に繋がった一つの要因かなと思います。 山口:演出、手拍子や声援交付雰囲気でモチベーションがもちろん上がります。 そういったことで取れている得点、勝利は絶対お客さんと一緒に戦ってのものだと思います。 本当にこういう素晴らしい雰囲気を作ってくれて本当に感謝しています。 迫田:なおきさん(チームサポートスタッフ)が先導してファンの皆さんに声掛けの練習とかしているのを見ています。 最初はあまり聞こえないですが、試合が進んでいくにつれて皆さんの声が響いているので、僕たちも力になってきます。 ――明日(3月17日)の試合に向けて。 出耒田:どういったメンバーで臨むかわかりませんが、自分たちがコート内でバレーボールを楽しんでいる姿を皆さんに届け、いい形でレギュラーランドを終えるようにこれから準備していきたいと思います。 竹元:ファイナル行けるというのは自分たちの力もありますけど、応援して下さるファンの方々、チームスタッフ全ての方の力が集まってのファイナル進出というものを手に入れたと思います。 まずはシーズンでサポートしてもらえてありがとうございましたという気持ちを込めたいです。 ファイナルに行けたからよしではなくファイナルに向けての弾みをもう1回チームで作っていけるような明日になればいいかなと思います。 山口:もちろんファイナル進出を決めるのが目標ではありません。 明日いい試合をしてファイナルに乗り込めるようフォーカスするということと、毎試合応援来てくれこういう雰囲気を作ってくれているファンの人たちに最後のホームゲームなので勝利の結果で答えるしかないと思います。 そこに向けてまた準備して明日全力で頑張りたいと思います。 迫田:今シーズンホームゲームでたくさんの方が応援をしてくれています。 明日最後ということで勝ち切ってファイナルでもいい成績を残して堺の皆さんに良い報告ができるように頑張っていきたいと思います。
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