【バレー】プレーオフ最後のひと枠は東レ 東京GB健闘も パナソニックがラストホームゲームを勝利で飾る 永野健「内定のときに松下電器から名前が変わり、今度で2度め。名前が変わることは悲しいけど若い力で新しい時代を作って欲しい」V1男子
バレーボールV.LEAGUE DIVISION1MENは17日、パナソニックアリーナなどでレギュラーラウンド最終戦が行われ、すでにレギュラーラウンド首位を確定していたパナソニックがJT広島にストレート勝利で「パナソニックパンサーズ」としてのラストホームゲームを白星で飾った。パナソニックもJT広島もすでにレギュラーラウンドの順位が確定しており、お互い普段は出場機会の少ない選手がコートに立ったが、熱戦を繰り広げた。JT広島のロサノ監督は「昨季よりも順位を上げてプレーオフに進められたことは収穫。今季は大きな怪我を誰もしなかった。パナソニックとはプレーオフで再戦する可能性はあるが、まずは目の前の堺戦に集中したい。バーノン選手の高さある攻撃を封じる対策をこの1週間で対応する」と述べた。JT広島はリベロに井上航と高木啓士郎が登録され、レセプションリベロとディグリベロとしてふたりともコートに立った。広島市安佐南区育ち、崇徳高、東海大の先輩後輩の二人が同じ試合に出場したのは初めてのこととなる。試合前に後輩に「がんばろうぜ」と一言かけたという井上。 また、パナソニックはSVリーグに向け新しいチーム名などが予定されており、「パナソニックパンサーズ」として最後のホームゲームを終えた。最年長の永野健は「自分が内定のときに松下電器パナソニックパンサーズからパナソニックパンサーズに名前が変わったんですよね。その時は特に何も思いませんでした。でもそのあとずっとパナソニックパンサーズとしてやってきて、ホームゲームはこのパナソニックアリーナで。正直言ってとてもさみしいし悲しい思いもある。だけど、若い力がたくさんあるので、これから新しい時代をみんなで作り上げてほしい」としんみり。この日VOMの清水邦広は「パナソニックパンサーズとしての最後のホームゲームを白星で飾ることができて本当に良かったです。ずっと何十年もパナソニックパンサーズでやってきて、今日この試合を若手とベテランで勝つことができてよかった。誰が出ても勝てる、それがやはりパンサーズの強み。ファイナルラウンドでも必ず勝ちます!」と力強く宣言。主将の山内晶大も「ここで負けるとモチベーションの問題もあるので、白星で終わることができてよかった。いつも満員になるほどきてくださる皆さんのおかげです」とコメント。セレモニーでは福澤達哉さんらOBも集まり、金テープが舞った。
最終日までもつれこんだプレーオフの最後の切符は東レアローズが獲得。VC長野に第1セットはとられたものの、続く3セットを連取。東京グレートベアーズも昨季覇者ウルフドッグス名古屋にアウェイでフルセット勝利と最後まで諦めずに戦ったがプレーオフへの道はつかめなかった。 ジェイテクトは堺に勝利し、最終戦を勝利で終えた。サントリーもヴォレアス北海道にストレート勝利。高橋結人の引退セレモニーが行われた。